病気で寝たきりの父を見舞ってくれたのは、「セラピー馬」でした。馬の示すやさしさに涙を流して応える父。その美しい交流をとらえたビデオ映像は、ネットでも話題になりました。
特別な訪問者は…?
この数ヵ月間、オードリー・スぺイクさんの父ホアオさんは、さまざまな体調の不良に悩まされてきました。その結果、寝たきりの状態になってしまったのです。医師ができる限りの治療を施している間、彼に心の平静を与えるため、特別な訪問客がやってきたのです。
訪問客の名前は「パコカ」です。
パコカはセラピー馬です。非営利団体「コレティヴォ・インクルザオ」は特別なケアが必要な人々を支えるサービスを続けており、ここに所属するボランティアがパコカとのセラピー活動を続けています。その成果には目を見張るものがあります。
交流で癒される心
この投稿をInstagramで見る
オードリーさんは、父を訪問したパコカを撮影したビデオ映像をネットに投稿しました。ホアオさんに必要なものをすぐに感じ取ったパコカは、彼の胸元にやさしく寄り添い、なぐさめと愛を注いでいます。
「訪問中はずっと父に寄り添っていました。美しい光景でした」(ビデオ参照)
ホアオさんにとって、この体験は忘れられないものになりました。これからも両者の交流が続くよう、ぜひ願いたいものです。
患者の回復に動物が与える効果について、昨今は注目されるようになっています。
「動物との交流によって、痛みが和らいだり、不安やうつ状態が解消されたり、疲労感が軽減されるなどの効果が見られます。しかも患者だけでなく、家族や友人まで元気になる効果も明らかになっているのです」とメイヨー・クリニックで報告されています。
オードリーさんもまったく同感のようです。パコカの訪問について「言葉では説明しがたい瞬間だった」とのコメントを、ビデオに添えています。
出典:https://www.thedodo.com/daily-dodo/man-is-moved-to-tears-during-special-visit-from-a-therapy-horse