ギリシャ・クレタ島の保護団体『Takis Shelter』のタキスさんが飼い主から保護したのは、治療が可能な病気なのに安楽死をしたいと動物病院に持ち込まれた犬でした。治療をして元気になると飼い主からまさかの申し出が…
治療をすれば治るのに…

出典:https://www.youtube.com/watch?v=wD2DDVW9e9A
Takis Shelterのタキスさんが病院で出会ったのは、リーシュマニア症を患う生後9ヶ月の子犬でした。
皮膚はボロボロ、やせ細り耳もちぎれた状態です。きちんとお世話をされていなかったのは明らかで、子犬の飼い主は、治療の手間もお金もかけたくないのでしょう。安楽死をするために動物病院へ持ち込みました。

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子犬は壁をじっと見つめており、タキスさんに触られただけでも体をビクッとさせます。
一体飼い主からどんな仕打ちを受けていたのでしょうか。
タキスさんは飼い主と話し、子犬を引き取ることにしました。
心に傷を負っていた犬

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タキスさんは子犬に「ミラ」と名前をつけました。
シェルターにやってきたミラは、部屋の隅に身を寄せ、食事も水も受け付けません。
人の気配を感じるとすぐに顔を隠すようにうつむいてしまいます。これまで、虐待を受けていたのでしょう。触られることを怖がっているようです。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=wD2DDVW9e9A
気分転換に散歩に連れ出そうとしても、ミラは車の下に隠れてしまいました。
しっぽは終始足の間に巻き込まれています。生後9ヶ月と言えば、遊びたい盛りというのに、これまでミラがどのように暮らしてきたか考えると不憫でなりませんね。
時間をかけて心の傷を癒す

出典:https://www.youtube.com/watch?v=wD2DDVW9e9A
タキスさんに優しく接してもらい、たくさんの愛情を注いでもらったミラは、徐々に表情や態度に変化が見られました。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=wD2DDVW9e9A
数週間後には、タキスさんに甘え、笑顔も見られるように…!
リーシュマニア症の治療も順調なようです。
その後

出典:https://www.youtube.com/watch?v=wD2DDVW9e9A
ミラはすっかり元気になりました。
ミラと呼べば、嬉しそうにしっぽを振りながら駈け寄ってきます。
そして、ミラの元飼い主からまさかの申し出がありました。元気になったと聞いて、返してほしいというのです。もちろんタキスさんの返事は「NO!」
ちゃんとミラに愛情を注いでくれる家族を探してあげるそうです。
ミラの変化を実際に動画でご覧ください。動画を見ることは保護活動の支援につながります。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Takis Shelter