保護施設アニマル・フレンズ・プロジェクトへ『近所にひどい状態の猫がいる』との通報が。早速現場へ急行すると疥癬を患い、全身がボロボロになった猫が悲しそうな声で鳴いているのを発見したといいます。
瞳を開けることもできない子猫を保護

出典:https://eureka.tokyo/archives/319481
フロリダ州デルレイビーチにある保護施設アニマル・フレンズ・プロジェクトに1本の通報が入りました。通報者によると、自宅の庭に1匹の子猫が迷い込み、その子があまりにもひどい状態だというのです。直ちに現場へ行き、状態を確認することにしました。
助けを求めるような声で鳴き叫ぶ子猫
保護施設の職員であるカルメンさんは、現場に到着するとすぐに庭に目を閉じた状態で座っている子猫を発見しました。
『子猫は私の気配に気づくと、助けを求めるかのように大きな声で鳴きはじめました。』と、カルメンさん。まだ小さな子猫は人間に警戒心がないのでしょうか…それともそれほどひどい状態に不安が大きくなり、誰でもいいから助けて、と悲痛に訴えていたのでしょうか。
ご飯の入った容器を置くと、子猫はすぐにパクパクと食いついたといいます。その様子を見て、カルメンさんは少しずつ容器を保護のためのケージの中へと移動させ、子猫を誘導。こうして保護が完了したのだそう。
体中疥癬と土に覆われた状態だったため、その影響が目にも及び、子猫は目を開けられない状態になっていました。カルメンさんは子猫に『シンバ』という名前をつけ、自宅へ連れ帰り治療を開始しました。
百獣の王を彷彿とさせる素晴らしい名前が贈られた子猫は、あまりにも甘く愛らしいキャット・キングとしての猫生を歩み始めました。
治療により少しずつ状態が回復していくシンバ
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まずは目を開けるために、ココナッツオイルを塗って硬くなった肌を柔らかくしたと言います。さらに、ブラシでノミなどを取り除き、その後で動物病院を受診。
動物病院では身体検査や予防接種を受け、帰宅後はきちんと清潔な状態を保つため、お風呂で体を丁寧に洗ってもらったのだとか。こうした生活を数日続けていると、シンバの目は開き、毛や皮膚の状態も良くなったと言います。
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そこからは健康状態を回復するため、毎日適量のご飯をしっかり食べ、体重を増やすことに集中。すると、日に日に回復し、なんと保護から1ヵ月後には疥癬の症状がほとんどなくなるまでに回復したのだそうです。
シンバは日に日に甘えん坊に

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こうして回復していったシンバは、1ヶ月経つ頃にはカルメンさんにメロメロ。カルメンさんがお部屋に入ってくるたびに駆け寄り、『撫でて〜』と甘えるように要求してくるのだとか!
一時的に脱毛症状が見られたシンバですが、家の中ではリラックスした様子を見せ、その後も回復のためにしっかり食事もとり、数ヶ月後には美しい毛並みと元気を取り戻したようです。
好奇心旺盛で甘えん坊な可愛らしいシンバを見て、『シンバは6ヶ月間、私達と一緒にいます。彼は身体を触られるのが大好きで、お腹を撫でられると嬉しそうに床の上で転がり始めます』と、カルメンさんは語られています。
まとめ
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シンバは住民の通報によりカルメンさんに手厚く保護され、幸せを掴みました。今ではカルメンさんのご自宅で元気いっぱい遊び回り、甘えん坊な様子を見せて幸せな暮らしを満喫中です。見た目も美しくハンサムな猫さんに成長しているようで、今後の成長も楽しみですね!
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