大阪の保護猫シェルターを運営しているhibinecoさん。仕事前にガソリンスタンドに寄ったところ、どこからともなく子猫の声が聞こえてきたといいます。
仕事前に立ち寄ったガソリンスタンドで衝撃的な出会い
出典：https://www.youtube.com/watch?v=_bkUvBtnVUA
2017年7月。大阪で保護猫シェルターを管理しているhibinecoさんは、仕事前にガソリンスタンドに立ち寄りました。ガソリンを給油している最中、どこからともなく子猫の声が聞こえ、スタンドのスタッフさんに尋ねてみることに。
すると、2日前からどこからともなく子猫の声が聞こえていたとのこと！
時間が許すまで許可を得て子猫を探してみたものの、声は聞こえるのに姿の見えない子猫たち。出勤時間が迫ってきたため、ガソリンスタンドのスタッフさんに子猫探しをお願いし、ひとまずその場を後にしたといいます。
協力により無事発見された子猫たち
hibinecoさんの仕事が終わる頃、なんとガソリンスタンドのスタッフさんから一本の電話がかかってきたのです。スタッフさんによると、整備スペースの壁の中に子猫がいたため、壁を壊して子猫を救出してくれたとのこと！心優しいスタッフさんがいてよかったですね。
早速hibinecoさんがガソリンスタンドに向かうと、まだ目も開いていない状態の3匹の子猫がいました。体重150gにも満たない小ささだったという子猫たち。きっと生まれたばかりだったのでしょう。
hibinecoさんが気がかりだったのは、この子猫たちの母猫の存在です。こんなに小さな子猫がいるならば、母猫が近くにいるのではと考えていたのです。すると、スタンドの方が「近くのマンションにいつもゴミを漁っている猫がいる」という情報をくれました。
出典：https://www.youtube.com/watch?v=_bkUvBtnVUA
早速探しに行ったhibinecoさんでしたが、残念ながらこの日はその母親と思われる猫を見つけることができず、しかし、子猫たちを放っておくわけにもいかないため、一度家に連れ帰りミルクを飲ませるなど必要なお世話をすることにしたのです。
出典：https://www.youtube.com/watch?v=_bkUvBtnVUA
子猫を連れ帰った後、深夜になって再びマンションのゴミ置き場に訪れたhibinecoさん。もちろん、母猫と思われる猫を保護するためです。すると、スタンドの方々が話していた母猫と思われるキジトラ猫がゴミを漁っているところに遭遇！
試しに声をかけてみると、とても人懐こい性格をしているらしく、そのままトコトコとhibinecoさんに近寄ってきたそうです。攻撃的な態度を見せないため、そのまま抱っこすると、おとなしく抱っこされるキジトラ猫。そのまま保護完了です。
しかし、母猫だと思われたキジトラ猫は、なんと男の子！つまり母猫ではないのです。しかし、見た目がとても似ていること、体格などから、昼間に保護した子猫たちの兄弟猫だと考えられました。hibinecoさんは彼に「ピンス」という名前を贈り、保護することを決意したのです。
母猫不在のまま成長していく子猫たちとピンスくん
出典：https://www.youtube.com/watch?v=_bkUvBtnVUA
結局、なかなか母猫が見つからないままhibinecoさんが子猫たちとピンスくんをお世話する日々が続きました。その間にも子猫たちの目は開き、ミルクや排泄の補助は大変でも、少しずつ成長していく子猫たちの様子を見続けているhibinecoさんは感動の毎日だったそうです。
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また、母猫と間違われて保護された兄弟猫のピンスくんは、持ち前の人懐こさと社交性でシェルターのキジトラ部屋と呼ばれる猫たちの部屋にすっかり馴染んだようです。他の猫たちと楽しく遊びながら過ごしています。
ちなみに、最初に保護された子猫たちは、みんな女の子だったとのことで、目がしっかりと開いてきたタイミングでそれぞれに命名することに。
それぞれの特徴を名前につけたというhibinecoさん。3匹の子猫は「メメワタ」「ミーマル」「ブイブイ」という可愛らしい名前に決まったそうですよ！これからの成長も楽しみです。
大変な日々が過ぎ、著しく成長していく子猫たち。最初はクレートの中でみんなで過ごしていたそうですが、とうとうヤンチャな一面を見せ始め、クレートの壁をよじのぼり、自ら外の世界を見ようとする姿が！これもまた成長ですね。
急展開！とうとう見つかった母猫には別の子猫が…
出典：https://www.youtube.com/watch?v=_bkUvBtnVUA
実は子猫三姉妹が育っている最中、なんと母猫が発見されていたのです。やはり母猫もマンションのゴミ置き場や居酒屋のゴミ置き場などを漁っていたそうで、ピンスくんはその母猫の姿を見てゴミ漁りを学習したと考えられました。
ずっと野良猫として過酷な環境下で生き抜いてきた母猫を保護するには忍耐力が必要でした。ようやく母猫を保護できた頃には、すでに子猫たちを保護してから2ヵ月が経過していたといいます。
そして、なんと母猫は最初に保護した三姉妹とは別に、2匹の子猫を連れていたのです。こちらはどちらも男の子だそうで、ピンスくんを含めると男の子3匹、女の子3匹の6匹兄弟姉妹であることがわかります。
保護した後も、母猫はなかなか人馴れせず、hibinecoさんにも警戒していたそうです。そんな母猫と一緒に行動していた男の子猫2匹もやはりhibinecoさんを警戒しているとのこと。これはもう仕方がありません。少しずつ人馴れしていくのを期待ですね。
出典：https://www.youtube.com/watch?v=_bkUvBtnVUA
ガソリンスタンドの壁の中から見つかった三姉妹をはじめ、最終的に7匹の猫の保護に繋がった今回のケース。hibinecoさんによると、最後まで三姉妹の里親が見つからなかったため、結果、そのままhibinecoさんのお家の猫ちゃんになったのだそうです♪
hibinecoさんは「どんな子も安心して暮らせる場所に恵まれますように」と願っています。今回保護されたファミリーは、皆素敵な里親さんに恵まれたので、本当によかったですね。
※こちらの記事は情報掲載者より許可を得て掲載しております。
掲載者名：hibineco/保護猫シェルター
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