譲渡先から脱走した『片目の犬』はトライアルで”仲間”と奇跡の再会を果たす

仲良しの2匹 感動
出典:https://wanchan.jp/osusume/detail/21699

今回ご紹介する保護犬ストーリーは、ポチタマライターの「プリン」さんが引き取った片目が見えない保護犬のお話です。一度別の譲渡先から脱走してしまった彼女は、トライアル期間中にプリンさんのお家にいたある先住犬と相性が良く、引き取られることになったと言います。

住宅街を彷徨っていた片目の犬が保護される

仲良しの2匹

ある住宅街を数日前からうろうろしている雑種犬がいるとの通報があり、その後、センターによって保護され収容されることになりました。元々野良犬だったのか、はたまた小さな頃に捨てられてしまったのかはわかりませんが、保護する時に少々手こずるほど人には慣れていなかったようです。

健康診断や必要な検査を受けると驚きの結果が

うみちゃん

通常、野良犬は食べ物にありつくことが難しく、ある程度痩せ細っていることが多いのですが、この雑種犬は彷徨っていた最中に住宅の庭へと侵入し、ご飯をもらっていたこともあったそうです。そのため、それほど痩せてはおらず、栄養状態も問題はなかったようです。

他にもさまざまな検査を受けたり健康診断をしたりしましたが、多くの検査を通過し、健康自体には問題はなかったと言います。しかし、ここである1つの問題が。

なんと片方の目が生まれた時から眼球が小さい『小眼球症』であることが判明したのです。実際、片方の目の瞼が潰れているように見えたそうで、片目が見えない(見えにくい)かもとのこと。しかし、犬はもともと嗅覚や聴覚が最も優れているため、そこまで生活に支障はなかったようです。

里親が見つかるも譲渡先から脱走

散歩するうみちゃん

片目が見えないというハンデを乗り越え、なんと里親さんが見つかるという幸福に恵まれた雑種犬。しかし、譲渡されてから数日で、なんと庭先から脱走してしまったのです。

そこからボランティアさんたちが捜索に携わり、ひと月ほど経ってからこの犬は発見され、再び保護されました。保護犬は庭で飼ってしまうと脱走する危険性が非常に高いため、こればかりは譲渡先だった里親さんの管理不足と言えます。そのため、再び譲渡先へ戻すことはできないのです。

このような経緯を経て、雑種犬は再びセンターへと戻されたのですが、保護センターのホームページをちょうど見ていたプリンさんが再び保護された雑種犬の経緯を知り、引き取ることに決めたと言います。

当時、プリンさんはセンターから引き取った保護犬と小型犬の先住犬がいたそうで、3匹目も保護犬を引き取りたいと考えていたところだったそうです。運命的なタイミングだったのですね。

プリンさん宅で驚きの再会劇が!

引き取り時の様子

こうしてプリンさんのお家に引き取られることになった雑種犬「うみ」は、まずはトライアル期間を過ごすことになります。このトライアル期間でお家の環境や他の犬や家族との相性、生活自体が合っているのかなどを見極めるのです。

最初は警戒心からか、じっとケージの中から家族の様子などを窺う様子を見せていたという「うみ」。すると、すぐにセンターからすでに引き取っていたプリンさんのお家の先住犬がうみの元へと近づき、匂いを嗅ぎはじめたと言います。

そして、そんな先住犬の様子を見たうみは、警戒するかと思いきや、なんと挨拶するように顔を近づけ匂いを嗅ぎ返していたのです。唸ったり吠えたりすることも一切なかった様子には、ある理由が関係していました。

どうやら、元保護犬である先住犬と「うみ」は、同じセンター出身であり、よくよく思い返すとセンター内で過ごす時期が少し被っていたそうなのです。つまり、2匹は前から顔見知り、もしかすると仲良く一緒に過ごしていた仲間だったのかもしれないのです。

その推測を裏付けるように、うみをケージから出してフリー状態にしてみると、なんと先住犬と仲良く一緒に遊び始めたと言います。この様子を見て、プリンさんは「引き取ろう」と決め、「うみちゃん」と名付けて3匹目として迎え入れたのです。

シニアになったうみちゃん

うみちゃんを引き取り、7年が経過したプリンさん宅。今でも2匹はお互い仲が良いらしく、新しく預かり犬を迎えた時も上手く対応しているとのことです。すでにシニアの年齢に達したうみちゃんは、健康診断で心臓に異常が見つかり投薬は欠かせない状態になったものの、元気に過ごしているとのこと。

プリンさんは、全国には保護センターやボランティア団体が主催している譲渡会などから保護犬を迎えることも検討してみては、と仰っています。

今回プリンさんたちが運命的な出会いを果たしたように、譲渡会に参加している保護犬たちの中には、ペットショップでは出会えない犬もたくさんいます。

もちろん、保護犬を迎えるということは、決して簡単なことではありませんが、時間をかけて少しずつ関係を築いていくことで、ペットショップから迎え入れる犬たちと何ら変わりなく一緒に暮らすことができるのです。これから犬を迎えようと考えている方は、一度保護施設のホームページや譲渡会を覗いてみてください。

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