おむつを付けた猫は「ひょうきん」な性格でネット民を魅了中

感動

約2年前に下半身が麻痺した子猫を家族に迎えた夫婦。おむつや特別なお世話は必要ですが、それ以外は元気で活動的な猫です。家族や同居猫たちも、そして多くのネット民もこの猫のことが大好きなのです。

下半身が麻痺した子猫『イーファ』

2歳の猫イーファはほかの猫とは少しばかり違うところがあります。しかし、その元気さで家中を支配しているのは確か。

出典:https://metro.co.uk/2022/08/24/paralysed-cat-wears-nappy-and-uses-front-paws-to-get-around-17229633/

生後2週間で保護されたとき、下半身が麻痺していました。おむつが必要ですし、前足で這って動きました。

こうしたハンデにも関わらず、イーファを家族の一員に迎え入れたサブリナ・デマテオさんは、愛猫の様子をネットに投稿するようになりました。その結果、イーファの姿は多くの人々を魅了することになったのです。

ハンデがあっても幸せな毎日

フィットネス指導を仕事にしているサブリナさんは、毎日2回イーファの膀胱と腸を皮膚の上からこすって排泄させています。こうしたハンデがある猫でも、すばらしい生活ができることを広く知ってもらいたいと彼女は考えています。

出典:https://metro.co.uk/2022/08/24/paralysed-cat-wears-nappy-and-uses-front-paws-to-get-around-17229633/

「ビデオを通じてイーファがどれほど愛されて世話をされているか、わかっていただけると思います。こんな状態の猫を生かし続けるのは疑問、という声もありますが、わたしには理解できません。障がいがあるから、安楽死させるというのですか?イーファには痛みはありません。すごくご機嫌な猫なのです。ビデオを見ていただければわかります。日常のケアは少しほかの猫と違っても、生きる価値のある命なのです」

昔から猫好きだったというサブリナさん。夫ジェームズさんと共にぺブルズ(5歳のザビ猫)、ケビン(4歳の黒猫)、ソフィア(3歳の三毛猫)、エリー・メイ(3歳の白猫)とピーター(2歳の長毛灰猫)、6匹の猫との暮らしを満喫しているそう。

出典:https://metro.co.uk/2022/08/24/paralysed-cat-wears-nappy-and-uses-front-paws-to-get-around-17229633/

「最初にうちにいたのはぺブルズとケビンでしたが、2019年5月に保護施設のホームページでソフィアを見て好きになったのです。どうも足の骨が折れているらしく、保護団体では飼い主を探していました」

エリー・メイは車のボンネットにいたところを保護されました。汚れていたために白猫ではなく灰色猫だと思われたのです。その後この夫婦の飼い猫になりました。直後にコロナ禍が発生し、そのときにピーターが引き取られてきました。

2020年11月、夫婦がインスタグラムでイーファを見つけたとき、心の琴線に触れたと語ります。野良で発見された生後2週間ほどのトラ猫で、下半身は完全に麻痺しているというのです。

「なぜ麻痺になったのかはわかりません。ケガではなく、生まれつきのハンデだと思いたいです。2週間も自分だけで生き延びられたのは奇跡です」

夫婦は固い決意で2ヵ月間養育ボランティアの元へ通い、どう世話をすればよいのか習得しました。

出典:https://metro.co.uk/2022/08/24/paralysed-cat-wears-nappy-and-uses-front-paws-to-get-around-17229633/

「ずいぶん努力しました。この猫を迎える能力があることを証明したかったからです。マヒのせいで猫トイレは使えません。おむつをするほか、1日に2度、腸と膀胱を手で押して排泄させる必要があったのです。最初は難しかったのですが、慣れればOKでした。いまは数秒で排泄させることができます」

「イーファのことが大好きだったので、家族にするためなら何でもやる覚悟でしたね」

朝と夜に1回ずつ、サブリナさんは餌を特製の餌台に置き、イーファが食べている間にお腹を押すのです。

「下半身の痛みは感じないので、苦痛ではないはずです。慣れると大便がこのあたりにあるので押し出そう、という感覚がわかってきますよ」

「気持ち悪いことではありません。イーファ特有の毎日のお世話なのです」

出典:https://metro.co.uk/2022/08/24/paralysed-cat-wears-nappy-and-uses-front-paws-to-get-around-17229633/

里親ボランティアがこれまでのイーファの記録をソーシャルメディアで公開していたため、大勢のフォロワーがいました。夫婦はそうした人々に「うちの家族になってよかった」と考えてもらいたかったのです。

「ネットでは『イーファには飼い主を探すべきではない』と考える人もいます。わたしたちが能力不足ではないかと案じているのです」

「今ではイーファのいない家なんて、考えられません。イーファの姿はわたしたちの心を虜にしただけでなく、きっと何百万人もの人々を魅了しているのでしょうね」

出典:https://metro.co.uk/2022/08/24/paralysed-cat-wears-nappy-and-uses-front-paws-to-get-around-17229633/

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