『安楽死させて』 12年を共にした家族に捨てられた老犬 新たな犬生へ

悲しい
出典:https://www.instagram.com/pspca/

保護施設から引き取られて12年後、飼い主は高齢になった犬を『安楽死』のため再び施設へ戻しました。職員の努力で治療と飼い主探しが始まり、幸いなことにすばらしい家族を手にすることができたのです。

『安楽死させてほしい』と施設へ

今回の主役は『ネッティ』という名を持つ15歳のシニア犬。12年前、保護施設から永遠の家族の元へ巣立ったはずの彼女は、家族の無責任な判断により再び施設へと戻ってくることとなったのです。

その上、なんと家族は安楽死をさせてほしいと。しかし、施設の医師はネッティの目に生への執着を感じ取りました。安楽死させるのではなく、適切な治療を受けた後に真の家族を探すことを決意したのです。

 

この投稿をInstagramで見る

 

Pennsylvania SPCA(@pspca)がシェアした投稿

ネッティは、ピットブル混血犬。2010年にフィラデルフィアの保護施設から引き取られた頃は小さくて愛らしい元気いっぱいの子犬。笑顔の人間に抱かれ、新しい家へと向かいました。

年月と共に、飼い主や家族との関係は深まっていたはずです。毎朝、家族が目覚めることさえ待ち遠しく、常に抱きしめてもらう瞬間を心待ちにしながら、共に散歩を楽しみ、食事をして遊んで、大好きな飼い主に寄り添う毎日。

本来ならば、飼い主にとってもその愛らしさは増すばかりだったはず。年齢と共に身体に問題が生じるのは、犬も人間も同じはず…ところがやがて飼い主の顔から笑顔は消え、車で行きついた先はお別れの場所だったのです。

保護施設の獣医が健康状態を調べたところ、まだ体力はあり、治療をすれば残りの犬生を楽しめる段階だったとのこと。しかし、飼い主はどんな治療も断りました。

『高齢犬ということもあり、トイレの失敗も続いていたようです。飼い主は治療をする気はまったくありませんでしたね』そう語るのは、ペンシルバニア動物虐待防止協会(SPCA)のマディー・バーンスタインさん(治療マネージャー)。

『まだ生活の質を保てると考えられました。治療を開始すると状況はよくなってきました。』

SPCAは、ネッティの物語をSNSに投稿。すると、多くの人々から反応がありました。

残された時間をどうか幸せに

ポコプソン獣医センターで獣医として働きながら、6頭のシニア犬と共に暮らすエイミー・キッドさんは、投稿を見た瞬間ネッティが家族にふさわしい存在だと確信したといいます。

12歳から16歳までの高齢犬6頭と暮らすエイミーさんは、この10年間、余命1、2ヵ月と言われながらもそれを遥かに超える時を過ごす愛犬たちを見送ってきました。

『うちの愛犬たちは、若い時代に戻ったかのように振る舞っています。できるだけのことをします。特別なケアが必要な犬だけを引き取り、治療をしながら愛情を注ぎます。』

 

この投稿をInstagramで見る

 

Pennsylvania SPCA(@pspca)がシェアした投稿

エイミーさんはそう語りました。エイミーさんの勤務中、娘と2人の息子が40マイル(約64キロ)をドライブして、コネチカット・スクエアの自宅からネッティを迎えにやってきました。2頭の先輩犬も一緒です。

『ネッティが廊下を歩いてそばに来ると私のにおいを嗅いで、しっぽを振ってくれました』と、娘のエミリア・サプリックさん。

迎えに来てくれた人々を見て、ネッティはしっぽを振りながら小走りで駆け寄っていきました。ネッティの様子を見れば、この縁組は大成功だったことは明白。車の中でもネッティはお行儀よく振る舞い、すぐに新居に落ち着きました。

『がんこな子で、歩けなかったおばあさん犬にはまったく見えません。家の中の女王になって、どこへでもどんどん自分で歩いて行きます。きっとこのまま長生きができるでしょう。』とエイミーさんは語られました。

真の家族との幸せを手に入れたネッティは、彼女らしく幸せな犬生をめいっぱい楽しんでいます。

出典:https://www.boredpanda.com/returned-senior-dog-adopted-again/?utm_source=google&utm_medium=organic&utm_campaign=organic

この投稿に寄せられたコメント

・「何でも捨てられる」と思っている人がいる。家族に忠実な動物たちまで…ひどい話だ。
・8歳の高齢犬をお迎えしました。最初はひどい健康状態で、どうなることかと思いましたが、時間をかけてお互いを知り、手術を受けたりしながら、絆が生まれました。愛犬のことが大好きです。
・失禁をするからと安楽死させられることになった高齢犬を家族に迎えました。膀胱に石があることがわかり、手術も受けましたが、この子は大事な家族です。
・保護犬を救う人々はすばらしい。高齢になった犬を安楽死させようとする人がいるだなんて信じられない。
・助けてくれてありがとう。家族にしてくれてありがとう。
・愛犬が高齢になっても、最期の息をするまで決して捨てずにそばにいます。最良の友を捨てることができる人の気持ちがわかりません。
・高齢犬がいやなら、犬をそもそも飼わないでください。
・高齢犬には高齢犬にしかない魅力がある。愛おしさはひとしおなのにね。

 

こんな記事も読まれています

親友を亡くして落ち込んでいた猫の元に優しいビーグル犬がきた!すぐに仲良くなって探検も一緒

線路脇で怯えていた小型犬の顔周りには【無数のダニ】が!逃げ惑う犬をなんとか保護成功

Comment