「この犬を助けてくれ!」仕事仲間に送ったメッセージが”捨て犬の命”を救う

感動

仕事中に見かけた捨て犬。心を奪われた男性はパートナーに犬を保護するようメッセージを送りました。さっそく自宅へひきとられた犬は、すぐに新しい家に馴じみ、大事な家族の一員になったのです。

この犬を保護して!

米国オクラホマ州でのできごとです。2週間前の早朝、ジェイミー・ハーレーさんは携帯電話に入ってきたメッセージで目覚めました。運転手として仕事中のパートナーからです。悲し気な表情の犬の写真とともに「すぐにこの犬を保護してくれ!」という説明がついていました。

出典:https://www.thedodo.com/daily-dodo/fedex-driver-adopts-stray-dog

寝ぼけていたジェイミーさんは、すぐにこれは大事なことだと悟りました。というのも彼女はずっと2匹目の犬を飼いたいと言い続けていたのですが、彼のほうは乗り気でなかったからです。もし彼がこの犬を保護してほしいというなら、それは飼い犬を増やすよいチャンスです。「彼が真剣なのがわかりました」とジェイミーさんはいいます。

出典:https://www.thedodo.com/daily-dodo/fedex-driver-adopts-stray-dog

パートナーのアーロン・ピーターズさんは朝の運送会社の配達ルートを走行していたとき、このピットブルの野良犬を発見したそうです。ガソリンスタンドで停車して犬を観察すると、その犬がやさしそうな明るい青色の目をしていることに心を奪われました。

「この犬は家族が必要だ」とアーロンさんは感じました。

「ぼくたちがよい住まいを提供してあげられると思ったのです」

ジェイミーさんは車に跳び乗り、急いでキンタという街にあるガソリンスタンドへ駆けつけました。到着すると、そこにいた犬にさっそく水を与えました。この犬は捨て犬だと彼女にはすぐにわかりました。

「少女がそばにやって『この犬が車から放り出されるのを目撃した』というのです。だけどピットブル犬なので誰も欲しがらなかったようです。どんな犬種でも犬には変わりはないはずです。ただ愛し愛される暖かい家庭を求めているだけなのに。そう考えると心が痛みました」

この犬を家族にする!

出典:https://www.thedodo.com/daily-dodo/fedex-driver-adopts-stray-dog

ジェイミーさんはこの犬を家族にしようと心に決めました。車にのせて出発しようと座席を見ると、犬はすでに横たわって熟睡し、いびきまでかいていました。

「感動しました。この犬は安心して眠れる場所に行くのだと理解していたのです。そこに行けば餌もあって、必要な援助が受けられるのだとわかっているように、わたしには思えました」

出典:https://www.thedodo.com/daily-dodo/fedex-driver-adopts-stray-dog

彼女は犬をすぐに獣医のもとへ連れていきました。犬にマイクロチップは埋め込まれていません。わずかに疥癬の症状がありますが、それ以外はおおむね良好な健康状態でした。

出典:https://www.thedodo.com/daily-dodo/fedex-driver-adopts-stray-dog

犬は「ルーファス」と名づけられました。新たな環境に慣れることができるか少し不安がありましたが、そんな心配はすぐ吹っ飛んでしまいました。もう1匹の飼い犬とルーファスは、会った瞬間から大親友になったからです。

「犬たちはお互いが大好きで、大親友になりました。一緒に眠り、いつでも一緒に行動します」

出典:https://www.thedodo.com/daily-dodo/fedex-driver-adopts-stray-dog

飼い猫やジェイミーさんの子供たち、そしてパートナーのアーロンさんとも、ルーファスはたちまち強い絆で結ばれるようになりました。すぐにここを自分の家にしてしまったのです。

アーロンさんはルーファスを見た瞬間に最適な犬だと直感したそうです。ジェイミーさんもアーロンさんも、この出会いは運命だったと感じています。

「ルーファスを迎えて、家族の幸福度が上がりました。この子は家の中に笑いをもたらしてくれます。今まで気づかなかったけれど家族に欠けていたものが、ルーファスのお陰で完全にそろったという気がします」とジェイミーさんは話してくれました。

出典:https://www.thedodo.com/daily-dodo/fedex-driver-adopts-stray-dog

こんな記事も読まれています

「さわらないで」檻の隅で固まっていた野良犬が人間に愛を教えられて幸せをつかむ

子猫をもらいにいった家族、しかし「運命の出会い」は一番悲しい表情をした高齢の猫でした