警察からの要請を受けて動物愛護団体『The Humane Society of the United States』が、劣悪な環境から救出したのは17頭の犬たち。これは、そのなかにいた『サム』の物語です。
闘犬の道具として扱われていた犬たち

出典:https://www.youtube.com/watch?v=OluE-PFfbvo&list=TLPQMDUwNDIwMjC0lZpltoki5g
摘発されたのは、違法な闘犬の飼育場。17頭の犬たちは狭いケージに押し込められていたり、短い鎖に繋がれていたりとあまりにも劣悪な環境下におかれていたといいます。
こうした現場へ救出へ出向くことが初めてではないメンバーですら、あまりの光景に胸が締め付けられたと語りました。
ボロボロの状態で発見された『サム』

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摘発の際、すでに『サム』のことについて事情を聞いていたというスタッフ。ボロボロになっても尚、闘わされていたというサムを果たして生きて無事保護できるのかさえ不安だったのだそう。
狭いケージの中を覗き込みながら1頭ずつ確認していくと…そこには、ボロボロになりながらも生きようとするサムの姿が。

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何重にも掛けられていたロックが外れた時、恐る恐る出てきたサムの顔には唇がなく、歯もボロボロ。鼻にも大きな傷がありました。
闘うことを強いられていたサムにとって、闘うこと以外でケージから出されるのはもちろん、抱きしめられることは初めてのことだったのかもしれません。

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これほどまでに傷つきながら闘犬としての生き方を強いられてきたのにも関わらず、彼は助けに来た人々を受け入れ再び人間を信じることを選んでくれました。

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この時、救出にあたったスタッフとサムの間には特別な絆が生まれていました。保護施設を訪れたメンバーたちを見つけると、サムはすぐに飛びつき全力で再会を喜びます。

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今、サムはとても幸せです。もう二度と闘いを強いられることはなく、与えられるのは暖かくふわふわの寝床とたっぷりの愛情。彼が我慢しなければならないことがあるとすれば、適量を超えたおやつくらいのものです♡
世界中においてまだまだ『闘犬』という使命を無実で無抵抗な犬たちに課せている人々、施設が蔓延っているこの現状。
それらを打破するためにも、ぜひサムの物語、そして『The Humane Society of the United States』の活動を動画視聴で応援してください!
※こちらの記事は動画の制作・配信をしている団体より許可を得て掲載しております。
動画制作者:The Humane Society of the United States
掲載YouTubeチャンネル:The Humane Society of the United States