SNSに投稿されたのは、草原にたたずむ小型犬の写真。危機一髪のところで救出された『ピティ』の物語。
SNSに投稿された1枚の写真
最初に目撃されたとき、その小さな犬は木の陰に隠れていたといいます。そこは静かな草原で人もほとんど来ない場所。この犬はたった1匹で佇んでいました。
その存在に気が付いた人が、驚かせないように遠くから写真を撮り、SNSに投稿しました。保護してくれる誰かに届いてほしいという願いを込めて…。

https://www.thedodo.com/daily-dodo/woman-sees-mysterious-lump-of-fur-under-tree-and-makes-a-lifesaving-decision
動物保護団体『Logan’s Legacy rescue』代表のシュゼット・ホールさんは、最初にこの写真を見たときは『なんて小さな犬なんだろう』と思ったと同時に、この一帯はコヨーテが多く出現するということを思い出し、直ちに救助へ向かったのです。
『到着したとき、犬は木の下に座って道路のほうを見ていました。まるで飼い主を探しているようでした』
近づこうとすると、すぐに遠くへ逃げてしまう小さな犬。やがて日が暮れ始めると…。
『草原の向こうにコヨーテの目が光っているのが見えました。しかもあちこちに』
躊躇している時間はありませんでした。彼女はすぐに2つの罠を草原の隅に仕掛け、物陰に隠れて待ちました。罠の周囲を歩き回り、中にあるおやつに関心を示してくれたことは幸いでした。その数分後には、扉が閉まったのです。
『扉が閉まる音を聞いたときは、とても嬉しかったです。また外に出てしまったら、この犬はどうなっていたかわかりません』
『ペティ』と名付けられた甘えん坊
シュゼットさんは、犬を自分のワゴン車に乗せ、食べ物を与えました。ガツガツと飲み込むように食べた後すぐにまるで安心するかのように眠りについたそう。

https://www.thedodo.com/daily-dodo/woman-sees-mysterious-lump-of-fur-under-tree-and-makes-a-lifesaving-decision
この時点で、獣医のもとに連れていくには遅すぎる時間帯でした。そこでシュゼットさんは、病院が開く時間まで一緒にワゴン車で眠ったといいます。
『一緒に車内で眠りましたが、この犬はとても甘えっ子でした』
幸いにも健康状態は良く、動物病院ではワクチン接種と入浴をしただけで済みました。そして永遠の家族の元へと巣立っていったのです。
SNSに投稿された1枚の写真が救った命、ペティは家族に存分に甘やかされながら幸せな日々を送っているそうですよ♡
出典:https://www.thedodo.com/daily-dodo/woman-sees-mysterious-lump-of-fur-under-tree-and-makes-a-lifesaving-decision