韓国のとあるアパートの前で置き去りになっている1頭の犬が発見されました。何故、アパートの外にひとりぼっちなのか、飼い主はどこへ行ってしまったのか、謎は深まるばかり…。
見かねた撮影者が近所の人たちに聞き込みをしたところ、ある事実が発覚したのです。
玄関の前で飼い主を待ち続ける犬

出典:https://wanchan.jp/column/detail/15385
とあるアパートの前に、ひとりぼっちで彷徨っている1頭の犬を発見。一室の玄関前に居座っているため、どうやらその部屋の住人が飼い主であるようです。そこで、撮影者は近所の人に聞き込みを行うことにしました。

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聞き込みをするなかで発覚したのは、10日前からこうして置き去りになっているということ、その部屋には90代の男性が住んでいたということでした。
しかしここしばらくは男性の姿を見かけおらず、郵便受けにはたくさんの郵便物が溜まっている状態…その男性は帰宅すらしていないのかもしれません。

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撮影している最中もアパートの外に車が停まるたび、飼い主の男性が帰ってきたと思うのか…期待した表情で確認へ向かうのです。しかし、この日も男性が帰ってくることはありませんでした。
飼い主の男性を発見!

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そのまま聞き込みを続けていると、男性が入院しているという情報を入手!男性が入院している病院を突き止めた撮影者は、すぐさま男性に会いに行くことにしました。
入院先の病院で、犬の飼い主だという男性に会うことに成功!しかし、男性は認知症が進行しているらしく、毎日会っている担当医でさえ、あまり認識できていない状態…。
愛犬のことも忘れてしまったのだろうか…?一抹の不安を感じながら、写真を見せてみると…。

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男性は愛犬のことはしっかり記憶しており、名前が『Jang-gun』であることを教えてくれたのです!きっと一緒に暮らしていた頃、愛犬のことをとても可愛がっていたのでしょう。
経緯を聞いたところ、男性が愛犬を散歩している最中に突然倒れてしまい、そのまま病院へ運ばれたとのこと。周囲にもJang-gunのことをお願いしたり状態を知らせたりする余裕がなかったため、屋外で放置された状態になってしまったのでした。
散歩の途中で離されてしまったということは、Jang-gunは自分で家まで帰ったということ。毎日通っていたルートだったから、しっかりと覚えていたのでしょうね。

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男性が退院するまでには時間がかかることを担当医から伝えられたスタッフは、病院に許可を取りJang-gunを男性に会わせてあげることに!無事、再会を果たすことができたのです。
しかし、男性が再びお世話することは難しいと判断、Jang-gunの里親探しが開始されたそうです。飼い主さんとの暮らしには終止符を打つこととなってしまいましたが、Jang-gunはきっと素敵な里親家族の元で幸せに暮らしていることでしょう。
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