“誰も助けてはくれない” 生きることを諦めた「骨と皮」だけの野良犬に起こった奇跡

悲しい

酷暑の街角で横たわる野良犬が発見されました。衰弱してガリガリに痩せ細り立ち上がることもできない状態、あと少し保護が遅れていれば…。

道路脇に横たわる野良犬を発見

出典:https://www.facebook.com/StrayRescue/videos/390605563044697

米国で活動する動物保護団体『Stray Rescue of St. Louis 』に、酷暑の中で路上生活をしている犬がいるという連絡が入りました。

『通報者から送られてきた写真には、横たわる犬が写っていました。鮮明ではありませんが、腰骨が皮膚の下から見えており、緊急保護が必要なことは明らかでした』そう語るのは、同団体で救助班長を務めるドナ・ロッチマンさん。すぐさま現地へと向かったのです。

『道路脇に寝そべっていました。側溝から漏れてくる水のそばで横たわることで、できるだけ体を冷やそうとしていたのでしょう。この日は猛烈な暑さでしたから…』

出典:https://www.facebook.com/StrayRescue/videos/390605563044697

近づいてよく見てみると…目を覆いたくなるほど無残な姿であることが確認できました。

『車を停めたときに音が聞こえたのでしょう。一度頭をあげて周りを見渡し、また縁石に頭を乗せてぐったりしました。まるでもうこのまま死んでもいいといった雰囲気でした』

生きる力も望みもなく横たわっている様子に、ドナさんの心は痛みました。

『犬は汚水のあふれた縁石に横たわり、車を停めたときに頭をもたげたものの、また寝ころんでしまいました。まるで「もう諦めた。誰も自分を助けてはくれない」とでもいうように。保護する時、リードさえ不要でした。しかし、自分を保護してくれるとわかった瞬間、起き上がり車に乗り込みました。抱き上げられて、そのままシートに横たわったのです』

出典:https://www.facebook.com/StrayRescue/photos

生きる力を取り戻し『カービィ』という名前が贈られた彼は、なんとすぐに永遠の家族の元へと巣立つことになります。

彼のストーリーを知った心優しいご夫婦が、『辛い思いをした彼を施設に置いておくわけにはいかない。引き取りたい』と、すぐに迎えに来てくれたのです。

最愛の両親、そして抱き合って眠る親友と巡り合ったカービィはもう二度と傷付くことはありません。あの時、生きることを諦めていなかったから、通報してくれた心優しい人、そして手を差し伸べてくれた人が居たから…繋がれたのは、奇跡の命のバトンでした。

カービィのストーリーと、幸せを手に入れた姿をぜひビデオでご覧になってくださいね。

出典:https://www.thedodo.com/daily-dodo/hopeless-hungry-puppy-sleeps-on-curb-until-kind-woman-offers-to-help

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