【感動】”がん治療”のため別居していた飼い主との再会 愛猫の反応に涙

キャリーケースに入るミオちゃん なるほど

飼い主さんががん治療の間、一時預かりとして埼玉県のNPO法人『にゃいるどはーと』さんの元に受け入れられることとなった『みおちゃん』。寂しい日々が続きましたが、ついに飼い主さんとの再会、そして帰宅が叶うことに…!

飼い主さんの治療のため半年間の別居

預けられたミオちゃん

出典:https://www.youtube.com/watch?v=kgZu27fsipM 

埼玉県を拠点に活動しているNPO法人『にゃいるどはーと』さん。動画撮影の4ヵ月前、高齢の飼い主さんががんを患い、入院治療を受けなければいけなくなったため、一人暮らしだった飼い主さんからの依頼で「みおちゃん」という猫を預かっていました。

愛情をたっぷり注がれていたみおちゃん

飼い主のお迎え

出典:https://www.youtube.com/watch?v=kgZu27fsipM

ご高齢の男性である飼い主さんは、愛猫のみおちゃんを大層可愛がっていました。しかし、ご高齢ということもあり、やはり体調に異変が生じ、調べてみたところがんを発症していた頃が判明。

みおちゃんをひとりぼっちで家に置いておくわけにもいかず、どうしようかと迷っていたところ、にゃいるどはーとさんの存在を知り、どうにか治療に専念する間だけでも預かってもらえないかとお願いしたそうです。

飼い主さんのお話

出典:https://www.youtube.com/watch?v=kgZu27fsipM

預かり期間は4ヵ月ほどだったそうですが、その間も飼い主さんはみおちゃんが恋しく、毎月会いに来ていたのだそうです。一緒に暮らせないのは寂しかったでしょうが、みおちゃんも毎月飼い主さんが体調の良い日を見計らって来てくれていたことで、少しは寂しさも緩和できていたことでしょう。

4ヵ月の治療期間を経て、飼い主さんの経過はとても良くなりました。これは、みおちゃんと早く一緒に暮らしたいという思いや、以前預かる際に多くの方々から寄せられた応援コメントも励みになったと仰っています。

こうして4ヵ月の治療とみおちゃんへの愛情により、がんの経過が良くなった飼い主さんは、とりあえずみおちゃんをお迎えに来て、再び一緒に暮らすことを決めたのだそうです。「もしかすると、もう一度、がんの手術があるかも」ということなので、その時には再びにゃいるどはーとさんにお世話になるのでしょう。

嬉しそうに飼い主さんと帰宅するみおちゃん

キャリーケースに入るミオちゃん

出典:https://www.youtube.com/watch?v=kgZu27fsipM

こうして、4ヵ月ぶりに飼い主さんとお家へと帰宅することができたみおちゃん。飼い主さんにカートに乗せられるみおちゃんは、心なしか表情が嬉しそうにも見えます。

飼い主さんもみおちゃんと再び一緒に暮らすことができるという状況に、どこか浮き足立っているような嬉しそうな声を出しています。とても愛されていますね。

また手術の際はにゃいるどはーとさんの元へと訪れることになるみおちゃん。東江さんも「またよろしくね」と声をかけています。飼い主さんのがんが無事に完治すると良いですね。

シニアで猫を飼うことへのさまざまな考え方

東江さんのお話

出典:https://www.youtube.com/watch?v=kgZu27fsipM

今回、がん治療を受けたみおちゃんの飼い主さんはもちろん、実はにゃいるどはーとの東江さんもがんサバイバーの1人です。

それを踏まえた上で、自分に愛猫がいることで「この子を置いてはいけない」「絶対に完治しなければ」という思いががんの治療経過を良くしてくれたのでは、という思いがあると語ってくれました。

近年、ご高齢の飼い主さんが先立ってしまうことで、犬や猫が置き去りにされ、不適切な環境で放置されるという痛ましいケースが増えています。そのため、「高齢者は犬や猫などのペットを飼うべきではない」という声も少なくありません。

しかし、この声に東江さんは疑問を投げかけます。たしかにしっかりお世話ができない方や、自分に何かあった時のことを考えられない人が飼うことには否定的な意見が大半でしょう。

しかし、しっかりお世話をし、愛情を注ぎ、自分にもしものことがあった時のことをすでに考えた上で迎え入れたいと思うのであれば、それはペットにとっても、飼い主にとっても良い影響を与えてくれるのではないかと。

また、みおちゃんの飼い主さんも後継者(家族)がいない人もきちんとお世話をし愛情が注げるならばペットを迎えられるように、何らかのサポートをしてくれる施設や行政の取り組みがあると良いのでは、と考えを述べてくれています。

シニアで猫や犬といったペットを飼うことは、賛否両論あります。しかし、一部の飼い主の例を見ただけで「高齢者は飼ってはいけない」と断定してしまうのは早計なのではないでしょうか。

ご高齢の方がペットを飼うときは「もしも」を考えよう

ミオちゃん帰宅

出典:https://www.youtube.com/watch?v=kgZu27fsipM

今回、ご高齢である飼い主さんががん治療を行わなければいけないことになり、にゃいるどはーとさんを探し出し、お願いするといった展開により、みおちゃんは愛情を注がれながら飼い主さんの戻りを待つことができました。

このように、ご高齢の飼い主さんは、いつどのような事態に陥るかわかりません。何かあった時のために、飼い主さんのご家族や親戚、あるいは近所の方などにお願いしておくといった事前準備は必ず行いましょう。

また、ご高齢の飼い主さんに限らず、ペットを迎える方は、必ず最期の時まで責任を持って愛情を注ぎ、お世話をすることを心に決めて迎えてください。

※こちらの記事は情報掲載者より許可を得て掲載しております。
掲載者名:NPO法人 にゃいるどはーと

NPO法人 にゃいるどはーと

▼▼ 公式サイトはこちら ▼▼
https://nyaild-heart.shimakaji-mama.com/

▼▼ 公式Facebookはこちら ▼▼
https://www.facebook.com/特定非営利活動法人にゃいるどはーと-240983279643560/

▼▼ 公式Twitterはこちら ▼▼
https://twitter.com/satoshirumi

こんな記事も読まれています

「赤ちゃんが大好きな犬」は保護猫が産んだ”子猫たちの保母さん”になった

優しいラブラドールレトリバーが【9羽のアヒルの子たち】のお父さんに、その親子愛に感動

キャリーケースに入るミオちゃん