保護団体『Hope For Paws』に、リサイクルセンターの運営者から連絡が入りました。どうやら敷地内にあるゴミの山の中にピットブルが入り込んでしまったとのこと。早速出動し、保護する予定でしたが、1日ではピットブルを保護できず、2日間にわたって保護活動を行うことになりました。
ごみの山からリサイクルセンターの敷地内を逃げ回るピットブル
リサイクルセンターを運営している方から、保護団体『Hope For Paws』にゴミの山にピットブルが入り込んでしまったとの通報を受けました。現地へ訪れてみると、敷地内は瓦礫が積み上がり、重機が稼働している非常に危険な場所であることが判明。すぐに保護しなければ、怪我をしてしまう危険性もあるため、早速保護活動を開始しました。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=Tz6pGlJ5Vxo
ピットブルが入り込んだという運営者さんからの言葉を頼りに、実際にゴミの山を確認しに行くスタッフ。すると、ゴミが積み上げられている場所から、頭だけを出してこちらをじっと見つめるピットブルを発見しました!
下手に動けば危険もあるため、リサイクルセンターの方がショベルカーを操縦して、上りやすいように配慮してくれたのですが…。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=Tz6pGlJ5Vxo
ショベルカーの音や周りの喧騒に怯えてしまったのでしょう。ピットブルはその場から抜け出し、瓦礫の山を越えて向こう側へと逃げていってしまいました。
その後も悲しそうに遠吠えする姿を見せたり、瓦礫の山の中を器用に進みながら逃げ惑うピットブル。非常に危険な状況です。その後、ピットブルはその場を離れ、敷地内のどこかへと隠れてしまったため、この日の捜索は終了することとなったのです。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=Tz6pGlJ5Vxo
2日目に再び訪れると、やはりピットブルは再び瓦礫の中で休んでいました。スタッフが「おはよう」と声をかけると、「また来たの?」という表情で逃げようとするピットブル。
さらにピットブルは瓦礫を降り、広い敷地内へと再び逃げていってしまったため、スタッフは慌てて総動員でピットブルを捜索することに。すると…。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=Tz6pGlJ5Vxo
ピットブルは建物の外側へと逃げていたらしく、スタッフたちで囲い込むことができる場所で発見できました!「逃げ場がない」と察知したのでしょう。大きく遠吠えをして、不安そうな様子を見せます。
保護するためには心の距離を縮めることも大切です。しかし、ピットブルが不安に駆られている状況では、噛みつかれる可能性もあるため、仕方なくパイプの上から声をかけるなどして様子を見ることに。
スタッフに対して吠えてはいるものの、とても攻撃的、といった印象はなく、単純に不安や恐怖を訴えているといった様子です。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=Tz6pGlJ5Vxo
30分ほど信頼関係を築こうと頑張ったところで、ピットブルの方が少々疲れを見せ始めました。緊張状態を保てなくなっているようで、この隙にワイヤーリードを使いながら少しずつ距離を縮めていきます。
しばらくすると、スタッフの「お座りできる?」という声に対して、スッとその場に伏せるピットブル。思わずスタッフも「いい子だね〜!」と嬉しそうに声をかけます。どうやら少しずつ気持ちが落ち着いてきているようです。
そこからもしばらく慎重に一進一退を繰り返し、とうとうワイヤーリードを首に通すことができました!そして…

出典:https://www.youtube.com/watch?v=Tz6pGlJ5Vxo
落ち着いた状態で保護完了です!長い時間、忍耐強い保護活動、お疲れ様でした。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=Tz6pGlJ5Vxo
ワイヤーリードを通した後は、スタッフさんの「行こう!」という声掛けにも素直に応じ、先ほどの怯えが嘘のように穏やかな表情を見せてくれるピットブル。
頭を撫でられながら赤い布リードに交換してもらう時も、可愛らしい笑顔を見せてくれましたよ。スタッフのリサさんはそんな彼を見て、「ソー」という可愛らしくも男の子っぽい名前をつけてくれました!
病院へ連れていき、シャワーしてもらっている間も、ソーは大人しく穏やかにシャワーを浴びていたようで、元々はとても穏やかな性格のピットブルであることがわかりました。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=Tz6pGlJ5Vxo
2日間にわたる活動によって、無事に保護されたソー。辛抱強く少しずつ信頼関係を築いていくことで、本当の性格を知ることができました。
また、ソーは特に問題はなかったため、一時預かり施設に預けられたとのこと!訪れたスタッフさんたちにも飛びつくほど人好きになったソーは、施設で楽しく暮らしながら里親さんを待っているとのことです。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
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