ある日、保護団体ゴエママさんの元に重症の猫を保護したとの連絡が。当初は病気が原因ではと考えられていましたが、後に恐ろしい事実が判明します。最期まで人を信じてくれた心優しい野良猫くんが安らかに眠れますように。
重症の猫を発見・連絡…そして保護
ある日、保護団体ゴエママさんに1本の連絡が入りました。重症の猫を保護したという連絡です。どうやら下半身は下痢にまみれた状態で汚れており、口の中は白くなっているとのこと…すぐに病院での治療が必要です。

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保護してくれた女性からゴエママさんへと引き渡された野良猫は、そのまますぐに病院へ。状態から見るに病気が原因ではと思われました。
保護された野良猫は、病院で推定3〜4歳、そして体重は2.4kgと驚くほど痩せていました。輸血も必要な状態とのことで、重症であることがわかります。
これらの治療を施すには、高額な医療費が必要になりますが、保護してくれた女性はそれでも猫を助けたいという一心で治療を決意。輸血のために他の病院へ急遽転院することになりました。
最期まで人間を信じてくれた心優しい野良猫「蓮」
転院が決まった野良猫でしたが、残念ながら転院日を待たずに息を引き取ってしまいました。最期まで「生きたい」という気持ちが伝わってきていただけに、残念でなりません。しかし、ここで新たな事実が判明します。

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なんと野良猫の死因は中毒性の肝機能障害。外で暮らしている野良猫が中毒で死んでしまうことは自然ではあまり見られません。つまり、この野良猫は何者かの手によって毒エサを与えられた可能性が浮上したのです。なんて恐ろしいことをするのでしょう。
しかし、保護した女性の話によると、転院日までの預かり期間、女性の手からチュールを美味しそうに食べていたとのこと。
猫が人の手から直接食べ物をもらうのは、その人のことを信頼している証だと言います。つまり、この野良猫は一度人に裏切られたにも関わらず、保護してくれた女性のことを心から信頼していたのです。

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残虐な行為により命を失ってしまった野良猫は、最期に体を清潔にしてもらい、保護し最期までお世話をしてくれた女性によって「蓮」と名付けられました。
一度ひどい裏切りに遭い、命を失うまでの苦しみを味わってしまった蓮くん。しかし、最期まで人を信じる優しい心を持った猫さんでした。最期の最期で優しい女性に出逢えたことが唯一感じられた愛情だったのかもしれません。
今後、蓮くんのような苦しみを受ける猫が出ませんように…そう願ってやみません。
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