盲目、癌…「安楽死対象」にはさせない!SNSが繋いだバトンに安堵

お座りする老犬 感動

「道路脇で白い犬が鳴いている」と発見者から通報を受けたタキスシェルターのタキスさん。向かった先で出逢ったのは…。

盲目の老犬を発見…奇跡の展開は起こるのか

歩く老犬

出典:https://www.youtube.com/watch?v=xYQ8YzhDq0o

「道路脇で白い犬が鳴いている」と通報を受け、早速向かった現場で出逢ったのは小さな歩幅で懸命に歩く小柄な老犬でした。しかし、スタッフはすぐにその老犬が多くの病を患っていることを見抜いたのです。

盲目の可能性

出典:https://www.youtube.com/watch?v=xYQ8YzhDq0o

その場で簡易的な診察を行った結果、視線があまり定まっていない様子から盲目であること、そして睾丸の様子から癌が転移している可能性、その他にもいくつかの病気を患っている可能性があることを疑いました。

病院へ連れていくことにしたタキスさんですが、すでに15歳くらいの老犬であることも考慮すると、獣医師に診せれば安楽死を勧められる可能性があると心配していました。

しかし、わんこが懸命に歩いている姿を見ると、彼自身は生きる望みを捨てていないと感じたのです。そのため、まずは動物病院で診察し、できるところまでやってみようと決心。

水を飲む老犬

出典:https://www.youtube.com/watch?v=hdr2BwPZ7RU

病院へ到着すると、早速食べ物と新鮮なお水をもらったわんこ。とても喉が渇いていたようで、夢中になって水を飲む様子が映し出されています。どうやら下半身が不自由らしく、ぴょこぴょこと前足だけで歩いている様子が窺えます。

差し出されたごはんも美味しそうに食べる様子を見て、撮影者も思わず笑みを溢しました。

ご飯を食べる

出典:https://www.youtube.com/watch?v=hdr2BwPZ7RU

獣医師によると、90%は目が見えていない状態であり、年齢はおよそ17歳前後と予想以上に高齢であることがわかりました。

しかし、そんな彼の様子を見て、より彼を安楽死させたくないという思いが強まります。彼が道端で自分と出会ったのは、安楽死するためではない、最後の1日を楽しく過ごすためではない、と。

高齢犬だから、盲目だからという理由で捨てられたのではないと信じたいと…。

事態が急展開!まさかの結末に…

疲れて眠るわんこ

出典:https://www.youtube.com/watch?v=hdr2BwPZ7RU

保護されたわんこについて投稿された3つ目の動画で、なんと驚きの事実が判明。この子の飼い主さんが見つかったというのです!

わんこの飼い主さんは、タキスシェルターのfacebookページを見て愛犬が保護されていることを知り、すぐに連絡をくれたのだそう。

飼い主さんによると、16年間一緒に連れ添った愛犬が、今朝何らかの拍子に、目を離した隙にふらふらっと出ていってしまい、朝からずっと探し続けていたのだそうです。

実際のお家は、発見された場所からほんの100mほどだったようですが、すでに体力もなく目も見えていないわんこは、自力で帰ることができなかったのでしょう。

「もう間もなく家族が迎えに来ることになっています。この子はかわいがられているので、安心して家族の元に帰せます」と嬉しそうに語っています。保護された当日に飼い主さんに迎えにきてもらえるとは、これで一安心ですね!

タキスシェルターさんは、日々このように連絡を受けた犬たちを救助したり保護したりしています。動画を見ることは保護活動支援につながるので、ぜひ今回のケースも動画からご覧ください。

※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Takis Shelter

こんな記事も読まれています

「5年間もの”暴力とネグレクト”」に苦しんだ犬のマーリーが本当の幸せを手に入れるまで

『自分の尻尾で自分を殴ってしまった』猫さんセルフでノックダウン!

お座りする老犬