預かりボランティアを行なっているご家庭で暮らす10歳の女の子「キアナ」ちゃん。動物たちがペットショップで生態販売されていることにひどく心を痛め、絵本作家さんと共に制作した絵本にメッセージを込めました。
10歳の女の子が訴える愛情溢れる強い願い
出典：https://wanchan.jp/column/detail/24966
NPO法人『しっぽのみかた』で預かりボランティアをされているご家庭には、キアナちゃんという英語を主要言語として生活している10歳の女の子がいます。
保護された犬たちの悲しい現状を見てきたキアナちゃんは、この世の中にどれほど悲惨な運命を辿ってきた可哀想な動物たちがいるのか、そしてその動物たちを生態販売することの悲しさに涙しているといいます。
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犬や猫が遺棄されたりネグレクトを受けたり、強制的に繁殖させられたりする現状を知ったキアナちゃんは、どれほどその現状が悲惨なものであるか、そんな現状を変えたいという思いを多くの人に知ってもらうため、絵本作家の夏聖さんと一緒に絵本を製作し、その絵本の内容をYouTubeで朗読という形で公開しました。
普段は英語を主要言語として話しているキアナちゃんですが、このYouTubeでは辿々しいながらも頑張って日本語で訴えかけています。そう、ペットショップで犬や猫を「買う」という行為が半ば当たり前になっている日本人に向けて訴えかけているのです。
もうすぐクリスマスであること、そしてクリスマスにはバーゲンセールがショッピングモールなどで行われること、それに伴い、犬や猫などの動物たちがペットショップでセール品として値下げされた状態で売られること…。
キアナちゃんのお母さんによると、キアナちゃんはこのような状況を踏まえて「動物たちは『物』ではなくて『命』なんだから…」という思いが強くなり、今回のような絵本を製作するに至ったのだと語ってくださっています。
ペットショップの裏側で惨状が起こっている事実
出典：https://wanchan.jp/column/detail/24966
ペットショップには、可愛らしい子犬や子猫がショーケースに入れられ「商品」として並べられています。すでに海外ではペットショップでの生体販売が禁止されている動物愛護先進国も少なくなく、この状況に海外からは違和感や批判の声が届くことも少なくありません。
しかし、日本人はいまだにこの現状に違和感を抱かない人が多く、ペットショップで動物を迎え入れることを当たり前と感じている人も少なくありません。
ペットショップの裏側では何が起こっているのか、知る機会はそう多くないことも関係しているのかもしれませんね。もちろん、正しく愛情を注いでブリーディングしているブリーダーさんが大半ですが、なかには健康的な環境や育て方をせず、ネグレクト状態になってしまっている犬舎も少なくないといいます。
また、半強制的に繁殖を続けられることで、母犬の心はすり減り、本当の愛情を知らないまま育っているというケースも珍しくありません。
そこで生まれた子犬たちが「商品」として店舗に並べられ、お金で売買されているのです。
動物への本当の愛情で現状を少しずつ変えていきたい
出典：https://wanchan.jp/column/detail/24966
今まで、私たち日本人にとって「ペットショップ」という動物生態販売は当たり前のように見過ごされてきました。しかし、命ある存在を「商品」として扱うには、考えなければならない課題が多くあるはずです。
動物たちにとって本当の幸せは何なのか、ペットショップで販売される裏側ではどのようなことが起こっているのか、その現状から目を背けずしっかり考えることで、現在の状況を少しずつでも変えていくことができるかもしれません。
キアナちゃんが絵本作家さんと一緒に製作した絵本は、お金で命を飼うことへの考え方、そしてその光景に対する見え方が変わるきっかけを多くの人々に与えてくれるはず。ぜひ、動画でその内容をご覧になってください。
出典：https://wanchan.jp/column/detail/24966
絵本『ペットショップで命を買わないで』
▼ NPO法人 しっぽのみかた 公式サイトはこちら
https://www.shipponomikata.org/
▼ キアナちゃんのママ Oneness MayaさんFacebookページはこちら
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