オーストラリアの都市パースの郊外を車で走っていた女性は、道端にカンガルーの赤ちゃんがいることに気付きました。どうやら母親とはぐれてしまった様子のカンガルーの赤ちゃんは、母親を求めるように泣き叫んでいたといいます。そんな彼を見捨てられず、女性はカンガルーを保護することに決めました。
母親とはぐれてしまったカンガルーの赤ちゃん

出典:https://www.thedodo.com/daily-dodo/orphaned-kangaroo-wont-stop-hugging-the-woman-who-rescued-him
オーストラリアの都市パースの郊外で、女性は道端にカンガルーの赤ちゃんがひとりぼっちで取り残されていることに気付いたといいます。どうやら母親とはぐれてしまった様子の彼は、母親を求めるように泣き叫んでおり、その姿があまりに悲痛で放っておけないと感じた女性は、一緒にいた夫と共に彼を保護することに決めました。
しかし、カンガルーの赤ちゃんは彼女たちが近づくと警戒と恐怖から逃げ出してしまい、なかなか保護することができません。しばらく経つと、疲れと空腹に困り果てたカンガルーの赤ちゃんは、彼女たちが自分を助けにきたのではと気付いたらしく、保護することを許してくれたそうです。

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まだ赤ちゃんのカンガルーは、本来ならばお母さんの袋の中で生活しているはず。「アーチー」と名付けられたカンガルーの赤ちゃんも例外ではなく、母親の愛情を欲していたのか、保護した女性に愛情を求めたといいます。
もちろん、女性もアーチーの母親代わりとしてしばらく生活することに同意し、抱きしめたりキスをしたりと愛情を注いだそうです。

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そんな中、女性はアーチーに最適な環境を整えてもらうため、カンガルーに関して深い知識を持つ『Bridgetown Wildlife Rescue』のウィリアムズさんに助けを求めました。最終的に野生に戻すべきだという考えに同意した女性は、10日間のアーチーとの生活に別れを告げ、彼をウィリアムズさんに託したそうです。
「サンクチュアリ」と呼ばれる保護されたカンガルーたちが野生に戻るまでの期間を暮らす場所へとやってきたアーチー。彼はもともと社交的で愛嬌があったため、すぐに他のカンガルーたちと友情を築くことができたそうです。

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順調に他のカンガルーと遊んだり、食べたり、寝たりと生活をしたアーチーは、野生のカンガルーと同じような生活を送るまでに回復しているといいます。まだ野生に戻る準備はできていませんが、順応力が早いため、いずれは現在一緒に暮らしているカンガルーたちと共に野生環境へと戻り、幸せな暮らしを送るだろうということです。
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