『Hope For Paws』は、10年間ホームレス生活を続けているというシニアわんこの保護依頼を受けて現場へと向かいます。長年、人の愛情に触れてこなかったわんこは、最初こそ警戒していたものの、保護後はリード生活により人から愛情を注がれて過ごすようになります。
10年近く路上生活を続けていたわんこのリードに対する思い

出典:https://www.youtube.com/watch?v=bLYQjS9UwvU
今回、保護団体『Hope For Paws』が受けた保護依頼は、10年近く路上で生活している高齢犬がいるとの内容でした。近隣の住民が見かねたのか、とうとう保護依頼を出してきたのです。しかし、長年野良犬として暮らしてきた彼にとって、人間の手を取ることは容易ではありません。
明らかに人の手を拒む様子を見せる高齢犬

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保護するためには信頼を得なければ難しいです。そのため、食べ物を持って近づいていくことに。しかし、食べ物を投げ与えても差し出しても、まったく近づいてくれる気配はありません。
しばらくすると、地面に置かれた食べ物は食べてくれるものの、触れようとすると素早く距離を取ってしまいます。長年、人間から愛情を受けたことがなく、人間の手を受け入れるという考えがないのでしょう。

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住宅街で暮らしていたこともあり、人が近くにいることには慣れている様子ですが、極端に近づかれたりコミュニケーションを図ろうとすると拒むように立ち去ってしまいます。
まずはワイヤーリードで捕獲することに

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このままでは信頼を得ることも心を許してくれることも難しいと判断したリサさんは、最初にワイヤーリードで捕獲することを試みます。
幸い、高齢犬ということもあり動きもゆったりしているので、ワイヤーリードで捕まえることはできました!
しかし、その後は大暴れ。逃げようと必死にもがいたり、唸って威嚇してみたり、ワイヤーリードを噛み切ろうとしたり…。リードに対する嫌悪感がすごく強いわんこです。

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このままでは危険だと判断したメンバーさんたちは、ケージを取り出し、その中で落ち着いてもらうことに。ケージの中に入ったことを確認したら、すぐに嫌がっているリードを外してあげます。
まだ落ち着かない様子を見せているものの、ケージに入りリードを外してもらった後は、ケージの中で大人しく座っています。こうして「ファラオ」と名付けられた高齢犬は、長い路上生活を終えたのです。
医療ケア後に一時預かりさんのご自宅へ

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必要な医療ケアを施してもらったファラオは、その後一時預かりさんのご自宅に向かいました。
そして数ヶ月後、保護活動に取り組んだリサさんとジョアンさんが彼に会いにいくと、まだお家で暮らすという環境に戸惑った様子は見せているものの、リードを着用することを許してくれるようになっていました!

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「もしかしたら、ファラオは路上生活の中でリードを着用しながら歩いている犬たちに『かわいそう』という感情を持っていたのかもしれない」とHope For Pawsは語っています。
わんこの友達と一緒に人の愛情を知っていくファラオ

出典:https://www.youtube.com/watch?v=bLYQjS9UwvU
この動画が公開された当時(2018年)、ファラオは同じ一時預かり家庭で出会ったわんこと過ごしながら、人の愛情に触れ、愛情を注がれることに慣れていく最中でした。きっと今では人から愛情を注がれることを受け入れ、幸せな暮らしを送っていると信じています。
動画を観ることは、保護活動支援にもつながります。ぜひファラオの保護活動の様子からその後の様子までを、動画でご視聴ください。
※掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws – Official Rescue Channel
Hope For Paws
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