陣痛中に飼い主に捨てられた母猫…次々と襲う悲劇に涙腺崩壊

悲しい

出産を控え一番不安なときに信頼していた飼い主に捨てられた母猫。母猫を襲う悲劇はそれだけではなかった…。母猫と子猫の命を救うことはできるのか?!

母猫は出産直前にシェルターに捨てられ…命の救出劇が始まった

アメリカ・カリフォルニア州で子猫の保護や譲渡を行っている『Kitten Rescue Life』の創設者アマンダさんの目に入ったのは、シェルターに出産間近の母猫が捨てられたというSNSの投稿でした。

アマンダさんは早朝4時に起き、8時のシェルターの開く時間までに間に合うように友人と出発。母猫は夜中のうちにすでに1匹を出産しており、母猫は子猫に今の自分ができるできる限りのことを行っていました。

母猫のお腹にはまだ赤ちゃんがいるようで、アマンダさんは母猫と子猫を連れて帰り、出産を待つことにします。

何時間待っても産まれてこない…

いくら待っても産まれてこないため、アマンダさんは信頼している獣医の元へ母猫を連れて行きました。

レントゲン検査を行うと、母猫のお腹にはもう1匹の赤ちゃんの姿が確認できましたが、出てくることができずにいるようで、緊急で帝王切開の手術が行われることに…。

お腹の中にいた赤ちゃんは変形しており、体の外に臓器が出ていたため母猫が出産できなかったことがわかりました。

無理に自力で出産していれば母猫は合併症を起こして命を落としていたことも考えられ、母猫の本能が出産を止めたのかもしれません。

手術から回復した母猫に子猫を返すと、一生懸命にお世話を…。アマンダさんはそんな母猫の姿を見て、『彼女は今まで保護した猫の中でも最も母性の強い猫だと思う』と語っています。

母猫は『ラザニア』、子猫は『ミートボール』と名付けられました。

母猫そっくりに育つ子猫

ミートボールは着々と体重を増やし、元気に成長しています。ラザニアはミートボールをとても愛しており、常に気配りを忘れません。

生まれたばかりの頃のミートボールです。


子猫にとって母猫の母乳は免疫力を高めるためにも大切なものです。しかし、ラザニアは感染症を患っていたため、ミートボールへの授乳は途中でやめなければいけませんでした。

ミートボールも感染症を患っていましたが、母乳を飲んでいないため免疫力は低下し、感染症は悪くなっているようです。

天使になったミートボール

ミートボールは肺炎も患ってしまいました。小さな体に行える治療は少なく、唯一の手段である抗生物質を1週間試しましたが…ミートボールは病に打ち勝つことはできませんでした。

2週間という短い命を終えたミートボール。ラザニアのお腹の中にいた赤ちゃんと同じように、ミートボールも先天性欠損症があったと考えられます。

ラザニアはひどく悲しみ、一晩中泣いていたそうです。ミートボールの旅立ちは悲しいことですが、ラザニアの命はたくさんの人たちによって救われました。

ミートボールの死因の解明やラザニアのその後は『Kitten Rescue Life』のFacebookやInstagramで更新されています。

※この記事の投稿及び写真は、Kitten Rescue Life に承諾を得て行っております。

母子のその後をチェック!

ラザニアとミートボールのその後のことは、『 Kitten Rescue Life 』のフェイスブックとインスタグラムで更新されています。

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