猫の保護団体『Detroit Community Cat Rescue』は長年、多くの猫ちゃんたちを保護してきました。しかし、今回紹介するケースは、なんと猫の方から保護施設へとやってきたというのです!
もしや噂のNNN(ねこねこネットワーク)…?いったいどのような状況だったのでしょうか。
自ら保護施設へと足を運んできた野良猫くん

出典:https://www.lovemeow.com/cat-wanders-backyard-shelter-crying-2658841439.html
ある日、猫の保護活動を行う『Detroit Community Cat Rescue』の施設にいたスタッフのリズさんは、裏庭から猫の大きな鳴き声が聞こえることに気づきました。窓の外を見てみると、1匹の猫が何かを訴えるかのように鳴きながら歩いている姿が目に留まったそうです。
リズさんは施設にあった猫用の缶詰を持って猫の元へと向かいます。すると、その音を聞きつけた野良猫は門の下をくぐり抜け、リズさんの元へと自ら走ってきたのです。
とてもお腹が空いていたこともあり、彼はリズさんにとてもフレンドリーな態度を見せてくれたといいます。

出典:https://www.lovemeow.com/cat-wanders-backyard-shelter-crying-2658841439.html
リズさんは施設のディレクターに連絡を取り、保護したい旨を伝えました。すると、ディレクターはすぐに許可を出してくれたため、リズさんは早々に野良猫を迎えに行ったそうです。野良猫くんは保護され、施設に入るととても幸せそうな様子を見せたといいます。
「シグムンド」と名付けられた猫さんは、3〜5歳くらいと見られました。おそらく今までずっと野良猫生活を送っていたと見られるシグムンドは、施設にやってきてからずっとスタッフたちの気を引くため、鳴き声を上げ続けていたといいます。愛情を欲していたのでしょう。

出典:https://www.lovemeow.com/cat-wanders-backyard-shelter-crying-2658841439.html
野良猫にしてはとてもフレンドリーなシグムンドは、誰かが施設にいると、必ず擦り寄ってきて甘えるように愛情を求めてきたといいます。少し活発でやんちゃな面もありますが、今まで出会った中でも特に甘えん坊で可愛らしい男の子だそうです。
検査の結果、ネコ免疫不全ウイルスの陽性反応が出たものの、それは彼がこれから長い猫生を過ごしていく上で大きな妨げとなることはない、とリズさんはいいます。

出典:https://www.lovemeow.com/cat-wanders-backyard-shelter-crying-2658841439.html
ある日、若い男性がシグムンドの話を聞き「ぜひ彼に永遠の幸せを与えてあげたい」と申し出てきました。そう、彼の里親になりたいという人物が現れたのです!
こうしてシグムンドは長い時間を経て、新しい家族を見つけることができました。現在、彼は里親さんと一緒に幸せに暮らしているとのことです。
出典:https://www.lovemeow.com/cat-wanders-backyard-shelter-crying-2658841439.html