今回、ご紹介するのは米国の消防署で普及活動に従事するゴールデンレトリバー。建物から閉め出された飼い主を救い出した英雄として一躍注目を集めているのです♪
消防署で啓蒙活動に従事する『コーダ』
コーダは5歳のゴールデン・レトリバー。最近、その活躍ぶりが人々の話題になっているのです。

出典:https://www.thedodo.com/daily-dodo/professional-good-girl-responds-to-emergency-with-the-perfect-plan
米国のジョージタウン消防署を拠点に、飼い主であるジョナサン・ジリアン副署長とともに火の取り扱いに関する普及・啓蒙活動を行っており、署内ではセラピー犬としても活躍しています♪
ある夜、コーダは緊急事態に直面しました。飼い主のジョナサンさんが消防署の建物から出た際、自分を締め出してしまい、建物内へと戻れなくなってしまったのです。しかも、そのとき署内にいたのはコーダだけでした。
「そのときは、自分が使っているキーパッドが故障したのかと思いました」と、彼は振り返ります。
彼はイベントを終えて、片づけのためにいったん建物の外へ出ました。そのとき消防署に戻るドアが閉まってしまったのです。キーパッドを使って開けようとしましたが、うまくいきません。
「どうやったら戻れるのか」と考えたジョナサンさんは、すぐに緊急通報番号へ連絡しました。受付にだれかがいれば、中から開けてもらえるだろうと思ったのです。
電話で呼び出している間、彼はドアから中を覗きました。するとコーダと目が合ったのです。
…そうだ、良いアイデアがある!「コーダなら開けられるんじゃないか」と。
締め出された飼い主を見事に救出
ガラス製のドアをノックすると、コーダもその存在に気づいて嬉しそうに近寄ってたといいます。そしてドアに向かってジャンプした拍子に、バーの部分が押されてロックが解除できたのです。
「今までこんなことは、試したことがありませんでした。コーダにとっては初体験です」
署内に戻ったジョナサンさんは、建物全体の「キーレス・エントリー」のシステムが故障していたことに気づきました。だから緊急通報の受付をしている人がドアを開けてくれたとしても、その人まで締め出されてしまったかもしれなかったと。
コーダのジャンプがジョナサンさんを、ジョージタウン消防署の当直署員をも守ってくれました。そうでなかったら、その夜は消防活動が完全に停止してしまったかもしれないのです。
もちろんコーダ自身は、自分の活躍に気づいていません。でも飼い主のジョナサンさんが幸せそうなので、コーダもうれしくてしっぽをブンブン振っていたそうですよ!

出典:https://www.thedodo.com/daily-dodo/professional-good-girl-responds-to-emergency-with-the-perfect-plan
以来コーダは、いつもの啓蒙活動の仕事に戻っています。でも仲間の消防士たちはみな、コーダの賢さを改めてほめ讃えています♡
出典:https://www.thedodo.com/daily-dodo/professional-good-girl-responds-to-emergency-with-the-perfect-plan