盲目の子猫はとても臆病でしたが、保護先で出会った猫から優しいケアを受け、徐々に元気で活発な子猫へと変身していきました♡
盲目の子猫を保護
オーストラリアのブリスベンにある動物病院に茶トラの子猫が運ばれて来ました。ジョージア医師が「視力に問題のある子猫を引き取ってほしい」と連絡を受けたのです。そのオス猫には目の先天的疾患である小眼球症がみられました。

出典:https://www.lovemeow.com/kitten-runs-without-sight-cat-2658991441.html
そこで彼女は地元の動物保護団体『Best Friends Felines』に連絡。電話を受けたニッキーさんは、ためらうことなくこの子猫を翌日に引き取りました。
『アミーゴ』と名付けられた子猫は保護当初とても臆病で不安そうでしたが、静かで心地よい環境で過ごすうちに少しずつ慣れ始めたのです。
アミーゴの片目は視力を失っており、もう片方の目もわずかに見える程度。でも特に気にする様子もなく部屋中を歩き回り、すべての隅を確認して思い切り遊んでくれるように。
「愛情を注がれて自信もついてきました。人間もそう悪いものじゃない、と思い始めたようです」と、ニッキーさん。
『母親代わり』現る!
環境に慣れてきたものの、アミーゴには仲間が必要でした。『スモーキー』という名の保護猫をアミーゴに面会させたところ、すぐに愛情を持ち始めました。すぐに走り寄って、自分の子のように庇護するようになったのです。

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実はスモーキーは飼い主から捨てられ、野良生活をしていたところを発見、保護された猫。やって来たときは妊娠末期で安全な出産、子育ての場が必要でした。ここに来て、快適な住処と餌を与えられたことをとても感謝しているようです。
やがて出産したスモーキーは、かわいくて元気な子猫を育て上げ、子猫たちはみな飼い主を見つけて巣立っていったのです。それから3週間経ちますが、スモーキーにはまだ飼い主が見つかっていません。

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「スモーキーはアミーゴを自分の子にすると決意したようです。いつもアミーゴのそばで、毛づくろいをしてあげています。アミーゴのほうはまだ少し臆病で、騒音に驚いたりしていますが」
スモーキーはアミーゴが寂しくないよう、寝床で一緒に丸くなります。
「目の見えないアミーゴはよく壁やモノにぶつかります。でもまったくめげない様子ですよ」
スモーキーの励ましを受け、アミーゴもだんだん勇敢になっていろいろ冒険をするようになりました。スモーキーに甘やかされるとメロメロになるかわいい子猫なのです。
目の見えない子猫は体も心も大きく成長しました。もう人間から逃げることもありません。むしろ抱っこをせがむくらいなのですから。世話をしてくれる母猫がいて、遊べる子猫仲間がいて、アミーゴは今、すごく幸せです♡
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