先住との別れを乗り越え『繁殖引退犬』との人生で得た幸せ

多頭飼い生活開始 なるほど

今回ご紹介する保護犬ストーリーは、ポチタマライターの「さこ」さんが迎えたフレンチブルドッグのノアールちゃんとピノちゃんのお話です。

同じ時期に里親募集していた2頭は、繁殖犬としてブリーダーさんの元で過ごしていたわんこでした。そんな2頭が余生をのびのびと楽しめるよう祈る、現飼い主のさこさんがお話ししてくださいました。

2頭の繁殖引退犬に穏やかな日々を楽しんでほしい

ポチタマライターの『さこ』さんは、先住犬を亡くした悲しみに暮れながらも「犬と一緒に暮らしたい」という思いを捨てきれずにいたといいます。もしも、次に愛犬をお迎えするなら、保護犬や里親を募集しているわんこがいいと考え、あらゆるサイトを覗いていたといいます。

里親サイトで繁殖引退犬と出会う

ノアール

出典:https://wanchan.jp/column/detail/27316

そんな中、見ていた里親募集サイトの中に、今まで繁殖犬として過ごしてきた引退犬が里親を募集しているページを発見。気になり問い合わせてみると、思っていたよりもすんなり話が進み、譲渡してもらうことが決まったそうです。

キャンプに行く予定があったさこさんは、その帰りに里親となるわんこを迎えに行き、すでに用意されていたペットグッズを使い、里親として引き取ったフレンチブルドッグを家族に迎え入れました。

『ノアール』と名付けられた8歳のフレンチブルドッグは、今まで6回もの出産を経験しているといいます。お迎え初日でもパニックになったり怯えたりする様子はなく、穏やかな様子で落ち着いて過ごしていたといいます。

多頭飼いに憧れもう1頭迎えることに

ピノ

出典:https://wanchan.jp/column/detail/27316

以前から多頭飼いに憧れていたというさこさん。ノアールの驚くほど穏やかな性格を見て、「もう1頭迎えられるのでは」と考えるようになっていたそうです。

そして、再び里親募集をしているサイトや保護団体サイトを見ていたところ、1頭のフレンチブルドッグに目が留まりました。

ノアールと年齢が同じ8歳だということもあり、さこさんは新たな家族として迎え入れることにしました。名前は『ピノ』ちゃんです。

多頭飼い生活開始!大変なこともありつつ楽しい毎日

多頭飼い生活開始

出典:https://wanchan.jp/column/detail/27316

こうして始まった多頭飼い生活。お互いに繁殖犬だったこともあり、ノアールもピノも初対面でも落ち着いた様子だったといいます。

その後もしばらくは穏やかな様子を見て、「まるで今までずっと一緒に過ごしてきたかのようだった」とさこさんも語っているほど。

一緒にお風呂に入る2頭

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すでに8歳まで成長しているということもあり、今まで過ごしてきた環境の癖やしつけ、習慣などが大きく影響することもあるそうです。指示が入らなかったり、トイレが上手くいかないなどの大変さはあるようですが、時間をかけても根気強く接していくことで少しずつ関係を築けていけるとさこさんはお話ししてくださいました。

実際、保護犬を迎えるまでは「大変なのでは」「しつけも難しいのでは」「高齢だと病気のリスクがあるのでは」とさまざまな不安を持つ人も多いです。さこさんもこのような不安が少しもなかったわけではありません。

しかし、それは8歳を迎えたシニア犬でも、子犬から迎えたわんこでも同じです。それぞれに性格があり、遺伝的に受け継いでいる本能的習性があります。保護犬だから、シニア犬だから、子犬だからという違いは、さほど気にならないといいます。

のびのび自分らしく過ごす2頭のフレンチブルドッグたち

ドライブ

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その後、時間が経つごとに2頭は自分らしさを出してくるようになったそうです。例えば、今までおとなしく穏やかに過ごしていたはずなのに、いたずらをするようになったり、ある時は気に入らなかったのか指示を聞いてくれなかったり…。

しかし、さこさんは「安心して過ごせるようになった証拠では」と考えているそうです。のんびりリラックスできる環境にやってきた2頭を見て、繁殖犬を引退した今、思う存分、自由にのびのびとこの子達らしく過ごしてほしい、とさこさんは語ってくださいました。

繁殖引退犬、高齢犬、保護犬をお迎えするという選択肢があるということ。1人でも多くの方に伝わることを願います。

出典:https://wanchan.jp/column/detail/27316

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