大活躍した空港探知犬が引退!同僚から贈られたサプライズがこちら

感動

長年米国の空港で、優秀な『爆発物探知犬』として活躍してきたティラードが、8年間の勤務を経て引退。最後のお勤めの日、サプライズが用意されていました。その心温まる光景は世界中の人々に笑顔を与えました。

8年間、危険物の探知に従事した犬

ラブラドールレトリバーの『ティラード』はこの8年間、米国インディアナポリス国際空港で熱心に荷物を調べ続け、ずっとターミナルの安全を守ってきました。そして2020年6月に引退することになったのです。最後の勤務日、TSA(アメリカ運輸保安局)の同僚たちが、ティラードの引退を祝おうと計画。

出典:https://www.instagram.com/p/CBntXdJj4VI/

同空港が同年7月にInstagramに投稿したビデオでは、ティラードが最後に残った荷物に近寄っていく場面が写っています。それは赤いカバンで、たくさんの風船で飾られたベンチの前に置かれています。

カバンに何かが入っていたようで、ティラードは臭いを嗅いで立ち止まって座り、「発見!」と示しました。その瞬間、すばらしいことが起こったのです。

出典:https://www.instagram.com/p/CBntXdJj4VI/

空から無数のテニスボールが…!ティラードはボールをつかまえようと大興奮!やがて1個のボールをくわえ、満足げに尾を振りました♪

出典:https://www.instagram.com/p/CBntXdJj4VI/

ティラードを讃える引退パーティーは数年前に催されたものですが、ネットでビデオを見た人々はこの話に魅了され、世界中で視聴されていきました。このビデオを見て幸せな気持ちになった人は、数えきれません。

この犬の名は、ニューヨークの有名な消防士ヘクター・ルイス・ティラード・ジュニア氏にちなんで付けられました。彼は9/11テロ攻撃のとき消火活動中に亡くなった英雄です。

犬のティラードは、2012年以来ずっと訓練士のキース・グレイさんとTSAのために働いてきました。空港勤務だけでなく、「ケンタッキー・ダービー」や「インディ500」「NCAA(大学対抗スポーツ大会)準決勝戦」でも探知犬として大活躍してきました。

今後もティラードは、グレイさんの飼い犬として一緒に暮らしていきます。グレイさんはこれまでの活動を認められ、2020年には『TSA最優秀訓練士』として表彰されました。

TSAの発表によると、引退に当たってティラードは、グレイさんとニューヨークの『グラウンド・ゼロ(ツインタワー崩壊跡地)』を訪れる予定です。あわせてティラードさんの息子さんが勤務している市消防局の第23分署へも表敬訪問することになっています。

グレイさんは、引き続きインディアナポリス空港で新探知犬のアリ(ジャーマン・ショートヘア・ポインター犬)と任務を続けるそうです。

出典:https://www.dailypaws.com/pet-news-entertainment/hero-animals/airport-detection-dog-retirement-tennis-balls

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