敷地内で犬の糞を片付けない住人…その場面をビデオに撮れば、アパート家賃から1件につき50ドルの割引をしてもらう条件で撮影を始めた夫婦。なんとある月は650米ドル(約86,000円)も稼いだのだとか…!
こっそり撮影して、家賃を減額!?
お金を稼ぐ手段はいろいろ。もしも、汗水たらさずに簡単に稼げるものならば…なんて。たとえば近所の住人を追跡して、愛犬の糞を片付けない場面を撮影するとか。それで家賃が減額されるなら、あなたはどうしますか…?
米国のとあるアパートでは、犬の糞の始末に関して厳格なルールが設けられているといいます。
ここで暮らす夫婦は車で待機して、住人が糞を片付けない場面を極秘に撮影、その見返りとして1件あたり50ドルの家賃割引を受けているというのです。
「うちのアパートは、住人が犬の糞を始末しない場面をビデオに撮ったら、家賃を50ドル(約6,396円)割り引いてくれるんだ。だから妻と2人で車の中に隠れ、こっそり撮影して1件につき50ドルずつ稼いでいるんだよ」
TikTokに投稿されたこの短いビデオは、170万回も再生されることとなりました。大型犬を連れた女性が歩いているのを車内から撮影、片付けずに去っていく姿がしっかり映っています。
ネット民からは「密告者と非難する人もいるだろうけど、必要なことだよ。どんどん続けてね」「私は愛犬の糞はきちんと始末するし、この撮影行為は正当だと思う。うちのアパートの前に糞を残していく飼い主は最低だわ」「お金がなかったら、これはいい方法だね」「ぼくのアパートでもやってほしい」などのコメントが寄せられることに。
それにしてもビデオ1件につき50ドルとは、高額報酬といえるのでは…。13件の報告をして650ドルも稼いだというのですから驚きですよね。
とはいえ、そこまでしなければ糞の放置が減らない現状も同じ飼い主として情けないというもの…。方法はどうであれ、このようなマナーを守らない飼い主が減ることを願うばかりですね。
@tiktoksbabydaddy One month we paid our $650 rent in poop videos #fyp #viral #freemoney #freerent #hoodadvice ♬ original sound – Al
糞のDNA検査をする事業も
コメントを寄せたネット民の多くは、この撮影行為は地域社会の役に立っていると考えているようです。多くの人々が犬の糞害に迷惑しているのも事実。
「妊娠末期の時でさえ、私は2頭の犬の糞をきちんと拾って片付けたわ。だから放置するなんて、許せない」
「すばらしいアイデアだね。アパート住まいで3頭の犬を飼っているけれど、これには大賛成だ」
「私のアパートでやってくれたらいいのに。私はいつも周囲の目があるので、きちんと始末します。それでも常にたくさん糞が放置されているのよ」
さらには「うちのアパートはもっと強力な手段をとっていて、犬のDNA検査を登録していて、糞を検査して放置した飼い主を特定する」というコメントも。
米国内で行われた各種調査を見ると、飼い主の40%が愛犬の糞を片付けない地域もあるようです。これにはアパート管理者も悩むことでしょう。DNA情報を登録して『PooPrints(糞指紋)』を特定しようとするのも、あながち理解できないわけではありませんね。
実はこの『PooPrints』は、トム・ボーイさんが始めた事業。長年のビジネスマンとしての経験を活かし、住宅の管理者を援助するサービスとして開始したのだそう。アパート住人の犬のDNAサンプルを提供してもらい、40ドルの登録料を徴収して登録してもらうという仕組みなのです。
住宅管理者が、不法に廃棄された糞の一部を実験室に送って検査してもらうと、どの人が飼い主なのかが判明します。しかもいったん登録されると、この会社がカバーする米国とカナダ、英国内ではどこでも飼い主を追跡することが可能なのです。DNAサービスを取り入れたアパートでは、不法廃棄も減っているということです。
出典:https://www.boredpanda.com/couple-pays-rent-snitching-dog-pooping-videos-neighbors/