今回ご紹介するお話は、保険会社『Nationwide』のハンボーン賞(その年の最も個性的な理由でペット保険金請求したペットに贈られる賞)に選ばれた『ラファ』という名の大胆不敵な猫ちゃんの救出劇。
脱走した猫が向かった先は、なんと深さ14mもある水が溜まった排水管でした。
深さ約14mの排水管に飛び込んだ猫「ラファ」の救出劇

出典:https://www.youtube.com/watch?v=fWT52hjOKSc
保険会社『Nationwide』は、毎年その年に最もユニークな理由でペット保険請求したペットにハンボーン賞という賞を贈っています。
2022年にハンボーン賞に選ばれたのは、ラファという大胆不敵な行動で深さ約14mの排水管に飛び込んでしまった猫さんでした。
2022年4月、飼い主さんが玄関先でピザを受け取り家の中へ運ぶことに集中していた隙に、その家で暮らす愛猫のラファが脱走。
飼い主さんはその後、すぐにいつものラファの騒々しさを感じないことに違和感を抱き、家中を探し回りましたが、すでにラファの姿はありません。そこで脱走したことに気付いたのだそうです。
飼い主さんたちはすぐにラファを探しましたが、その日は夜になってもラファを見つけることができませんでした。翌日、再び捜索を開始したところ、名前を呼ぶ飼い主さんにラファが鳴き声を上げて助けを求めてきたといいます。
その場所へ向かうと…なんとそこは排水管の中だったのです!
これは自分達だけでは助け出せないと判断した飼い主さんは、近所の人や消防署、シアトル公益事業のスタッフ、ロトルーターのスタッフなどと団結し、ラファを救い出すことに。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=fWT52hjOKSc
まずはラファの様子を確認するため、カメラを内部へと入れて行きます。すると、ラファは凍えるほど冷たい水の中に首まで浸かった状態であることが判明したのです。これは急いで救出しなければいけません。
しかし、ブラックベリーの茂みを切り倒したり、パイプを掘り起こして切断したりする必要があったため、救出までには数時間を要したといいます。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=fWT52hjOKSc
しかし、最終的には全員の協力のおかげでラファは無事に救い出され、飼い主さんの腕の中へと戻ることができたのです。その後はすぐに救急獣医へと運ばれ、重度の低体温症や合併症が診断されましたが、1週間ほどICUで治療を受けたことで無事に回復したとのこと。本当によかったですね!

出典:https://www.youtube.com/watch?v=fWT52hjOKSc
この脱走劇の際に加入していたペット保険会社『Nationwide』に保険請求したことで、ラファはハンボーン賞に選ばれたのです。ラファは優勝賞金として1,000ドル(約12万7,000円)のギフトカードと飼い主さんが選んだ慈善団体への1,000ドルの寄付金、そしてハムの形をしたトロフィーを授与されたとのことです。