闘犬場で噛ませ犬として扱われた過去トラウマを抱えるわんこの未来を変えたのは…

ゴッホと作品たち なるほど

ヴァン・ゴッホと名付けられた保護犬は、闘犬場で噛ませ犬として酷い扱いを受けてきました。過去のトラウマを抱えたゴッホは救出された後、レスキュー団体の創設者によって才能を見出され、順調に幸せへの道を歩み出しています。

トラウマを抱えたわんこがアートの才能を見出す

作品を制作するゴッホ

出典:https://www.facebook.com/watch/?v=1158373761434255

ノースカロライナ州にて、闘犬場の噛ませ犬として酷い扱いを受けていたヴァン・ゴッホというわんこは、救助された当時、重傷を負っていたために片方の耳を切除しなければいけないほどだったといいます。

辛い過去を背負ったゴッホは、専用機でコネチカット州まで移動しHappily Furever After Rescue』というレスキュー団体に引き取られることになりました。そこの創設者であるガートナーさんは、すぐに彼に恋をしたと語っています。

ゴッホは辛い過去を背負いながらも人に対して愛情深い態度を示し、甘えるなど可愛らしい姿を見せてくれたのだといいます。時々怯えたような様子を見せることもありますが、基本的に穏やかな性格の持ち主であるゴッホ。

しかし、闘犬場での経験から一緒に暮らす犬の相性が悪いとトラウマが再発してしまうなどの懸念がありました。そのため、なかなか養子縁組イベントにゴッホを参加させることは難しかったといいます。

アート作品に夢中

出典:https://www.dailypaws.com/pet-news-entertainment/adoption-stories/van-gogh-viral-painting-dog

そこでガートナーさんは、TikTokのトレンドからピーナッツバターやウェットフードを使って芸術作品を犬に作ってもらうというアイデアをぜひゴッホにもやってもらおうと閃いたのだそうです。

ゴッホは楽しそうに10点もの作品を完成させたため、それをコミュニティのイベントで販売することで、救助への寄付金につなげたり、ゴッホと里親さんを巡りあわせるきっかけになればとガートナーさんは考えました。

しかし、当初は残念ながら買い手は2人しか現れなかったといいます。それでもガートナーさんは諦めませんでした。

ゴッホと作品たち

出典:https://www.facebook.com/photo/?fbid=222902976728732&set=a.203695858649444

レスキュー団体のFacebookページにこのアート作品を投稿したところ、その直後ゴッホのアート作品がSNS上で話題を集め、世界中の人々が興味を持ち始めたのです。

最終的にゴッホの作品を多くの人が要望したため、2022年11月にオークションが開催されることになりました。また、ゴッホも話題となったことで素敵な里親さんと巡り会うことができ、現在は幸せな日々を送っているとのことです。

辛い過去を持ちながらも愛情深く接するゴッホと、ゴッホに寄り添い素敵な里親さんと巡り会ってもらうためにアイデアを実行したガートナーさんに拍手!

出典:https://www.dailypaws.com/pet-news-entertainment/adoption-stories/van-gogh-viral-painting-dog

こんな記事も読まれています

『野良猫かと思ったらヤマネコだった!』自宅訪問したボブキャットファミリーがSNSに投稿され話題に

『あれれ?おかしいなぁ?』大画面の高解像度テレビを犬と猫に見せたらどんな反応をする?

ゴッホと作品たち