人々と共に暮らしていたライオン兄妹「マックスとモナ」の救出物語

抱き合って眠るライオンの兄弟 感動

ライオンの兄妹『マックス』と『モナ』は、アミール・カリル博士率いる団体によってパレスチナのガザ地区から救出されました。多くの人々の手によって、幾つもの国境を渡り救出されたライオンの兄妹が、適切な環境へと戻るまで保護されていた物語。

悪条件の環境下から救出されたライオンの子

難民キャンプで暮らしていたライオン

出典:https://www.youtube.com/watch?v=hFXY7-eZZEk

ライオンの兄妹と見られるマックスとモナは、パレスチナのガザ地区にある難民キャンプで、何らかの理由により人間と共存していました。しかし、ライオンにとって人間と共に生活する環境は適切ではありません。

彼らを適切な環境へと戻すためその地域から2頭のライオンの子たちを救出しようと、アミール・カリル博士率いる団体が動き出したのです。

もちろん、難民キャンプにいた人々も悪気はなかったのです。しかし、ライオンの子たちは驚くほどすぐに成長し、やがて人間の手に負えなくなるほど大きくなります。大人になったライオンは誰かを傷つけてしまう可能性も否めず、その前に人々のいる場所から適切な場所へと移さなければならないのです。

ケージに入れられるライオン

出典:https://www.youtube.com/watch?v=hFXY7-eZZEk

こうして2頭のライオンの長い旅が始まりました。

多くの検査や必要な手続きを国境付近などで取ることは容易ではありません。また、彼らが目的地へ向かうまでの間には、中東エリアの中でも特に情勢が不安定な地域も含まれているため危険性も高かったのです。

しかし、日数をかけて人々の助けを借りながら多くの困難を乗り越えた救出団体と2頭のライオンは、ついにヨルダンの首都アンマンに位置している『New Hope Center』に到着しました。

のびのび暮らすライオン

出典:https://www.youtube.com/watch?v=hFXY7-eZZEk

この動画が公開された時点では、まだ囲いの中で新たな生活に慣れるためのケアを受けている段階でしたが、いずれ彼らがそれぞれ生きる術を見つけ、通常のライオンとしてリハビリを完了させた暁には彼らにとって最も自然で適切な環境へと戻ることになるでしょう。

彼らの救出劇は約8分半にわたる動画にまとめられています。

ぜひ彼らが多くの困難を乗り越えながらも2頭のライオンの子どもたちを救おうと懸命に活動している様子をご覧ください。

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