高齢者向けコミュニティ × 子猫里親プログラム 素晴らしい取組みに称賛の声

なるほど

高齢者と子猫を同時に幸せにする方法がここにあります。特別なケアを必要とする子猫は保護者と共に高齢者向け生活コミュニティに出勤し、セラピーキャットとしての任務を果たします。

里親プログラムをより素晴らしいものへ

ローリ・アービーは特別な人です。2019年からASPCAに救助された動物の里親ボランティアとして活動するアービーは、一度に3、4匹の子猫を、長年にわたって約60匹以上のペットを自宅に引き取りを行ってきました。

出典:https://www.dailypaws.com/pet-news-entertainment/adoption-stories/cat-foster-mom-helps-seniors-and-kittens

保護施設に持ち込まれた子猫の多くは離乳が完了していないため、1日に何度も哺乳瓶でミルクを与える必要があります。

そのため、アービー氏の元で保護されている子猫たちはカリフォルニア州アナハイムにあるシニア向け生活コミュニティ『The Meridian』へと一緒に出勤しているのだそう。

そこへ遊び道具が加わり、数匹の子猫が自由に過ごす空間が完成した時、オフィスマネージャーは自分の仕事場が急に人気スポットになったことに気がつきました。そこで、アービーはあるアイディアを提案したのです。

「子猫と遊ぶのが好きな居住者がたくさん来るようになったんです。そこで、アクティビティ・ディレクターに、子猫のセラピーを行う日をカレンダーに載せてもらえないか頼んでみることにしました」と、彼女はDaily Pawsに語っています。

そのアイディアは大成功を収めることなりました。毎週定期的に開催されるようになり、200人の入居者の半数ほどが子猫と遊ぶことができるようになりました。

「このセラピーは、入居者の気分を明るくしてくれます。入居者がペットを飼えないからと、子猫セラピーを受けに来ることがよくあります。ペットを飼うことは推奨していますが、入居者の中には運動能力に問題がある方や毎日トイレ掃除ができない方もいます」

子猫と過ごす時間はペット愛好家にとって、今でも貴重な動物との触れ合いであり、科学的には精神衛生を向上させ、孤独感を軽減させることができると言われているのだそう。

アービーは2020年のパンデミック最盛期には、子猫たちが貴重な交流の場であったと言います。面会が厳しく制限されていた時期、子猫セラピーは入居者が安全に社会性を身につけ、それを必要としている動物たちと少しの愛情を共有する方法を与えてくれたのです。

彼女の里親探しや社会化活動は、ボランティアとして活動するシェルターでも永遠の家族を必要とする猫たちが後を絶ちません。

10月末になると、国内ではネコの繁殖期が終わります。子猫が生まれると、保護団体には里親を求める子猫が殺到します。そして、シェルターが手狭になるにつれ、ペットの里親は動物の健康と安全のためにますます重要な存在になってきています。

出典:https://www.dailypaws.com/pet-news-entertainment/adoption-stories/cat-foster-mom-helps-seniors-and-kittens

ASPCAロサンゼルス・ボランティア・プログラムおよび子猫プログラムのディレクターであるティナ・レディントン・フリード氏は、「シェルターは、猫にとって一番いてほしくない場所です」と、Daily Pawsに語っています。哺乳瓶で餌を与えることから社会化まで、これらの小さな子猫が必要とするものは、シェルターの環境では満たすことができないものがたくさんあるのです。

ちなみにイルビーさんは、たくさんの子猫がいるにもかかわらず、まだ里親にはなっていないそう。たくさんの子猫が里親になるのを見てきた彼女にとって、里親をやめるつもりはないのだとか。

「命を救い、社会化させることができるのが好きなんです。私は自分の子猫の世話に多くの誇りを持っています。」

子猫たちの持つ強い生命力と無邪気な愛らしさは、多くの高齢者を癒やし活力を与えているのだそう。人々に癒やしを与えてくれる小さな子猫たちが素晴らしい家族に出会うことを願うばかりです。

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