『この子は、私と一緒に居るのが安全なのだと知っていた』パトカーに乗り込み、助けを求めたピットブル。決死の行動が2人の人生を大きく変えることになるとは誰にも想像できませんでした。
高速道路を彷徨うピットブルと遭遇
オハイオ州のハイウェイパトロール隊員であるリック・ゲーブル氏は、保護と奉仕のお手本となるような超多頭飼いなのだそう。

出典:https://www.dailypaws.com/pet-news-entertainment/adoption-stories/ohio-state-trooper-adopts-stray-pit-bull-he-saved
9月下旬、オハイオ州シンシナティ近郊のバタヴィア駐在所でパトロールをしていたゲーブル隊員は、道の真ん中で野良犬のピットブルとすれ違うことになりました。
ゲーブル氏はDaily Pawsの取材に対し、その犬に気づいたとき、彼女を他のドライバーから守るためライトを作動させて対向車のスピードを落としたと語っています。
彼が車を停め、運転席側のドアを開けて降りようとすると、犬はそのまま横に並びパトカーの中に潜り込んできたそう。この決死の行動が、2人の人生に大きな変化を与えることになったのです。
ゲーブル隊員は人懐っこい犬を派出所に連れて行き、そこの職員がクラーモント郡のアニマルシェルターに連、犬を引き取りに来てくれたのです。シェルターの職員が、家族と再会できるようにと、彼女を施設に運ぶためにやってきました。
彼女は3日間シェルターで保護され、飼い主が引き取りに来るのを辛抱強く待ち続けましたが、誰も引き取りに来ることはありませんでした。
しかし、このピットブルにはシェルターの外で彼女のことを思ってくれる人がいました。ゲーブル氏は、数日前にパトカーに乗り込んできた愛らしい犬を壁の外からずっと見守っていたのです。
「3日目になっても引き取り手がないことがわかったので、クレモント郡の動物保護施設に行って、彼女を家族に迎えました」と、ゲーブル氏。
この迷子の犬、今は『ゾーイ』と名付けられたが、ピットブルを正式に家族の一員に迎えることを決意した理由について、ゲーブル氏は「パトカーに乗り込んできたとき、ゾーイはとても幸せそうでした。クレモント郡のアニマルシェルターの迎えが到着するのを待つ間、私の膝の上で眠ってしまったとき、この子は私と一緒なら安心だと思いました」と、語っています。
Trooper Gable from Batavia Post @OSHP was working stationary patrol when he came across this dog. The dog was taken to a local shelter. After no owner claimed the dog, Trooper Gable and his family adopted her. Everyone meet Zoey. pic.twitter.com/FaJwJY7JYg
— OSHP_SWOhio (@OSHP_SWOhio) September 24, 2021
ゾーイが正式にゲーブル家に加わってからまだ数週間しか経っていませんが、すぐに環境に馴染み、注目と愛情を味わっているのだそう。
この愛情深い迷子のピットブルが、ゲーブルのもとで永遠の住処を見つけたことは運命のいたずらで、彼らは一緒になることを運命づけられているようです。
出典:https://www.dailypaws.com/pet-news-entertainment/adoption-stories/ohio-state-trooper-adopts-stray-pit-bull-he-saved