2021年6月、イングランド南西部の高速道路に架かる橋から身を投げようとしている女性がいるとの通報が入りました。警察や消防が自殺を止めるよう説得に入りましたが、事態は悪化するばかり…。
そんな窮地を救ってくれたのは、人の心に寄り添うプロ『セラピードッグ』でした。
苦しい状況により自殺を考えた女性を救ったセラピー犬
2021年6月、イングランド南西部にある高速道路に架かる橋の上から身を投げようとしている女性がいるとの通報が入り、消防と警察が出動。
警察の交渉担当が女性に自殺を止めるよう説得しようとしましたが、なかなか事態は好転せず、状況が悪化するばかり…。
ここで消防隊員の1人が、会話療法のセッションを受けセラピードッグになった『ディグビー』というわんこに協力してもらうことを提案したのです。

出典:https://www.dailypaws.com/pet-news-entertainment/hero-animals/therapy-dog-digby-saves-woman-from-bridge
連絡を受けて登場したディグビーの姿を見た女性はすぐに顔を上げ、途端にどこか安心したような笑みを浮かべたといいます。そこからディグビーのハンドラーは、ディグビーのことやディグビーの仕事について、女性に話したのです。
女性に「ディグビーと触れ合ってみませんか」と尋ねたところ、「YES」という答えが。
こうして女性は自殺を思い留まり、ディグビーと精神ケアを受けることを決断したのです。
このように会話療法のセッションを受けたセラピードッグは、助けを必要としている人から会話を要求したり強制したり、答えを求めたりせず、そっと寄り添うことに長けているのだそう。
This is Digby. Today he did something amazing and helped save a young woman who was thinking of taking her own life on a bridge over the M5 near Exeter (thread👇) pic.twitter.com/eMnIG0Dve7
— Devon and Somerset Fire and Rescue Service (@DSFireUpdates) June 15, 2021
セラピードッグたちの存在によって、人々は救助者の言葉に耳を傾けてくれるようになるのです。
今回、ディグビーが素晴らしい活躍を見せてくれたことはもちろんですが、彼のハンドラーであるマットさんの存在も忘れてはいけません。
日々お互いに愛情を注ぎ合い、信頼を築いた上でトレーニングすることによって今回のように良い結果につなげることができるのです。
出典:https://www.dailypaws.com/pet-news-entertainment/hero-animals/therapy-dog-digby-saves-woman-from-bridge