“退役軍人の心を救いたい” とある牧場で人々の命を救う馬たちの存在

感動

テキサスの牧場は、退役軍人が平和を見つけるために馬の癒しの力を利用しています。退役軍人の民間生活への移行をサポートするための素晴らしい活動をご存知でしょうか。

民間生活への復帰をサポートする馬たち

退役軍人、特に激しい戦闘を経験した人にとって、一般の民間生活への復帰は大変なことです。肉体的な傷、精神的なトラウマ、PTSD、友人や恋人に理解されなくなったという感覚は、現役から戻った多くの男性や女性にとって圧倒的なものとなっているのです。

出典:https://www.dailypaws.com/pet-news-entertainment/hero-animals/texas-restoration-ranch-horse-therapy-veterans

全米では退役軍人の自殺率が上昇を続けており、困難な課題の深刻な裏付けとなっています。

『Restoration Ranch』という乗馬体験学習センターで事務局長を務めるデリク・クナップ氏にとって、この課題は個人的なものだといいます。Restoration Ranchは、退役軍人とセカンドチャンスを求めてやってくる馬をつなぐ施設であり、クナップ氏にとって身近な存在なのです。

陸軍のレンジャーであり戦闘経験もある彼は、牧場を訪れる人たちがどのような状況に置かれているのかをよく理解しています。2013年に最後のアフガニスタン派遣から帰還、軍隊生活を終えた後、カウボーイのルーツに立ち返ることになりました。そして、再び馬の世話をしているうちにある発見をしたのです。

「私は、人間に対し強い警戒心を抱いた引退競走馬と共に働き始めました」と、彼はDaily Pawsに話します。「退役軍人と同じような感情を持っていることに気づきました。軍隊に入り自分の仕事をしたのに、怪我をしたらもう用無しになってしまった」と…。

それはクナップ氏にとって大きな突破口であり、引退した競走馬と過ごす前にはできなかった方法で前に進むことができたといいます。多くの退役軍人がそうであるように、彼も助けを求めることが非常に困難であることも理解していました。そして、人間と動物のつながりには、自分のトラウマについて話すのに苦労している人たちの助けになる力があることを知ったのです。

「虐待を受け、リハビリを必要としている馬がここにいる。だから、手を貸してくれないかい?」

そうアプローチすることで、「人々を救いたい」そう強い気持ちを持つ軍人が馬たちとふれあいやすい機会を設けました。無料のプログラムでは、退役軍人とその家族に乗馬やハンドリングから動物の世話、馬小屋の掃除まで、緊張やストレスを解放しコミュニケーションを改善、信頼を築くのに役立つ馬術のスキルを教えています。

2016年に設立されたこの牧場の馬たちは、ペアになるパートナーと同様に多様で複雑な背景を持っています。中には、郡保安官事務所に虐待されていたところを救出された動物もいます。

「軍隊から移行する人の多くは、最初の2〜3年は元気なんです。仕事を見つけ、学校に戻り、自分の心を満たす方法を探します。それが4〜5年目になると学校を卒業したり、仕事に満足できなくなったりして、少し苦労するようになるんです」

すべての参加者が同じ経験をするわけではありませんが、クナップ氏と彼のチームは一人ひとりの現状に合った馬とアプローチを見つけるために、一緒に取り組んでいます。

「退役したばかりの退役軍人もいれば、80年代から退役しているベトナム帰還兵もいます」

「馬は、あなたを鏡として使うのが上手なんです」

「馬は完全にリラックスしているかと思えば、心に傷を負った退役軍人とペアを組んだりする。馬はそれを映し出すのです。そうすれば、そのベテランに “今、何か悩んでいることはないか?”と聞くことができるんですよ」

これは、クナップ氏が伝えたい最も重要なメッセージの一つです。どれだけ長く兵役に就いていても、どれだけ長く休職していても、ここには常に居場所があるのです。

「一日の終わりには、一人じゃないということを知って欲しいのです」

出典:https://www.dailypaws.com/pet-news-entertainment/hero-animals/texas-restoration-ranch-horse-therapy-veterans

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