10年近くを一人で過ごし、奇跡を待っていたシニア犬。彼にはあまり時間が残されていませんでした。
クリスマスの奇跡 ひとりぼっちのシニア犬に訪れた転機
『ロックランド』という名の犬は、ほぼ10年間、あるアパートの廊下を自分の家と呼んでいました。彼は「誰かの愛犬」ではなく、食べ物を与え、見守ってくれる親切な住人に頼りながら生きていたのです。

出典:https://www.thedodo.com/daily-dodo/senior-dog-spent-almost-a-decade-on-his-own-waiting-for-a-miracle
アパートの入居者たちは、ロックランドの面倒を見ることが難しくなってきていることを悟り、『Animal Haven』に助けを求めました。長い年月を経て、この可愛いシニアの子犬はようやく安全な避難所を手に入れたのです。しかし、犬小屋に座っているだけでは、家族を見つけることはできませんでした。
Animal Havenのボランティアであるテディ・サラ氏は、このシニア犬が注目を浴びるのは難しいのかもしれないと心配していました。さらに、ロックランドは癌と診断されたのです。
彼の時間は限られていますが、それでも彼は本当の家族と幸せな時間を過ごすにふさわしいと考えたサラ氏は、それを実現しようと決心。
「彼に会って話を聞いたとき、絶対に助けなければと思いました。この子をシェルターで死なせてはいけない。彼は自分の家族の愛と快適さを知ることなく死ぬことはできないのだと」
サラ氏はSNSにビデオを投稿し、里親候補にロックランドを検討してもらうよう呼びかけました。その日はクリスマスで、ロックランドはまたしても一人で特別な休日を過ごすことに。サラ氏は、そんなことは二度と繰り返したくなかったのです。

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すると、すぐに希望者が殺到!多くの人がロックランドの物語に共感し、幸せになってほしいと願ったのです。
応募書類を検討した結果、ロックランドの新しい母親であるベッシー・ガット氏が最適であることが判明しました。
ロックランドには新しいお母さんがいるだけでなく、たくさんの新しい兄弟がいます。これからは、この社交的な犬がひとりぼっちでいることを心配する必要がないことは明らかです。
「彼は小さな犬の兄弟と、とても優しく接してくれる2人の人間の兄弟にとって、今やお兄さんです。みんな彼を慕っています」
出典:https://www.thedodo.com/daily-dodo/senior-dog-spent-almost-a-decade-on-his-own-waiting-for-a-miracle