ケンタッキー州にある田舎町のシェルターで過ごしていた保護犬は、出産を控える大事な時期に差し掛かっていました。多くのわんこを抱えるシェルターでは対応が難しいと判断され、話を聞いた動物愛護協会の獣医師が自ら出産の手伝いをするべく、シェルターへと向かいました。
獣医師の手を借りて9頭の子犬を出産した保護犬ママ

出典:https://www.thedodo.com/daily-dodo/tiny-shelter-dog-shocks-vets-by-giving-birth-to-so-many-puppies
ケンタッキー州のあるアニマルシェルターは、ちょうど多くのわんこが保護されており、過密状態だったといいます。その中の1頭の小さなテリア犬は、妊娠後期の出産を控えた大切な時期でした。
しかし、多くのわんこが保護されているシェルターでは、安全に、そしてママが安心して出産することは難しいと考えられたのです。この話を聞いた動物愛護協会の獣医師エミリーさんは、彼女の出産を手助けしようと急いで駆けつけました。

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診察の結果、彼女は自然分娩での出産が難しいことがわかり、帝王切開が必要になる可能性が高いと判断されました。そこで、帝王切開など安全に出産をするためのあらゆる準備をシェルターで整える間、エミリーさんは自宅で「ママ・マローン」と名付けられた妊娠中の保護犬を滞在させることに。
そして、いよいよその瞬間が訪れます。
出産の兆候が見られたマローンを連れ、エミリーさんは急いで準備が整えられたシェルターへと移動します。シェルターのスタッフさんたちが全員で協力してくれたこともあり、すんなりと帝王切開の施術は完了し、なんとシェルターに到着して約20分で手術が終わったとのこと!

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通常、小型犬は一度に2〜5頭の子犬を出産しますが、なんとマローンは9頭もの子犬を出産したのです。
当初、分娩状況を見て、マローンは我が子とのコミュニケーションの取り方に問題が生じる可能性があると思われていましたが、その心配は不要だったようです。
彼女はすぐにママとして子どもたちに愛情を注ぎ始め、その光景を見たその場に居合わせた人々を笑顔にしてくれたといいます。

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今後、ママであるマローンとその子どもたちは、新しい家へと引き取られる準備が整うまで、動物愛護協会のシェルターで適切なお世話を受けながら育児を進めていくとのことです。
素敵なママとなったマローンによって、子どもたちがすくすく健やかに成長しますように。そして家族全員、素敵な里親さんと巡り合うことができますように!
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