ある日突然、愛犬が行方不明に…。親友の『習性』により、思わぬハプニングに見舞われたフレンチブルドッグ『ブルース』の物語。
フレンチブルドッグと亀の不思議な親友関係

出典:https://www.washingtonpost.com/lifestyle/2021/11/27/tortoise-trap-dog-underground-burrow/
1歳のフレンチブルドッグ『ブルース』(バットマンの分身、ブルース・ウェインにちなんで名付けられた)は、陽光あふれるアリゾナ州スコッツデールで彼を愛してやまない家族と、亀の『ビアンカ』と共に最高の生活を送っていました。
ところがある日、ブルースが突然行方不明に。家族は家中を探し回りますが、見つけることができなかったのです。最悪の事態を恐れた両親のジェイソンさんとミシェルさんは、ブルースを探すために迷子犬のポスターを描き始めたといいます。
『私たちは、ブルースが裏庭から盗まれたのではないかと心配しました』と、ミシェルさんはPost紙に語っています。
2度目の捜索のために裏庭を探し回っていると、何処からか隠ったような鳴き声が聞こえてきたそうです。最初は聞き取りにくかったものの、その声を辿っていくと思いもよらなかった場所に行き着いたのです。
なんとそこは亀のビアンカの巣穴。
亀は体温調節と外敵から身を守るために巣穴を掘るのですが、スリカータ種のカメであるビアンカは、特に大きな巣穴を掘る傾向にあり、時には深さが3メートルにもなることも。
息子のケントンくんは、深さ3メートル傾斜約45度の巣穴からまずは中にいるビアンカを外に出そうと試みましたが、穴が深すぎて手に負えません。ビアンカは更に穴の奥へと潜り込んでしまい穴を塞いだ状態に。
これではブルースを外に出すことは出来ません。地元の亀の救助組織に連絡した後、家族は消防署に通報。10分後、フォーティン家の裏庭に到着した4人の消防士は現場を見て困惑しました。
フェニックス爬虫類保護区の館長にシャベルで巣穴を掘る際、トンネルが崩れないよう適切なアドバイスを求めました。ブルースが23kgのビアンカに押しつぶされてしまわないか不安を感じながら、40分ほど慎重に掘り進んでいると、ビアンカが巣穴から顔を出したのです!
その隙にブルースは身をよじって飛び出し、脱出に成功。

出典:https://www.washingtonpost.com/lifestyle/2021/11/27/tortoise-trap-dog-underground-burrow/
消防士とハッピーエンドを迎えた物語と同様に、家族は消防隊員と写真撮影や感謝の気持ちを込めてクッキーを焼いたのだとか。家族はブルースが安全に過ごせるよう指導を受け、ビアンカは何事もなかったかのように、相変わらず平穏な生活を送っているそうです。
『彼は彼女を怖がることはありません。彼は彼女のことが大好きで、一緒に遊ぼうとします。今は巣穴には近づけないように工夫しているから大丈夫よ』と、ミシェルさんはDaily Pawsに語りました。
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フォーティン一家にとって決して忘れられない出来事で、釘付けになる物語ですね。
この投稿に寄せられたコメント
・ハッピーエンドの物語って最高!
・彼らが無事で本当に良かった。
・なんてワイルドな話!