愛犬のピットブルが盗まれてから2年、涙に溢れる再会を果たした女性。TikTokに投稿されたその再会の瞬間を多くの人々に感動を与えました。
自宅から盗み出された愛犬『ハンニバル』
マライア・カミングス氏に起こった悲劇…それは、3歳のピットブル『ハンニバル』が、自宅から盗まれたことです。

出典:https://www.dailypaws.com/pet-news-entertainment/adoption-stories/woman-reunites-with-stolen-pit-bull-tiktok
2014年、ハンニバルがまだ子犬だった頃。カミングス氏とハンニバルは、出会ったその瞬間から切っても切れない絆を築きました。カミングス氏は、ハンニバルなしでは生きていけないと思う程に互いに愛を深めたのです。
2018年7月、カミングス氏の『ハンニバルを失うことへの恐怖』は現実のものとなりました。外出から戻った彼女は、家の裏口が完全に壊れ、開いたままになっていることに気付きました。
「私が最初に言ったことは、『ハンニバルの声が聞こえない』でした」
誰かが侵入したのは明らかで、彼女の家のほとんどの物を持ち去るか、破壊していたのだそう。壊れたキャビネット、姿を消したテレビや寝具。そして、愛犬ハンニバルの食べ物、ボウル、リードがないことに気づいたとき、最愛の彼が盗まれたことに気付いたのです。
カミングスさんはすぐにチラシを投函、ソーシャルメディアでの共有、地元のニュースへの出演、毎週地元の動物保護施設を訪れてハンニバルの捜索を続けました。
「事件から2年後にテネシー州に引っ越すまで、ずっとシェルターを訪問し続けました。ミシガン州のほぼすべての動物保護施設に行きました」
テネシー州に引っ越した後も、カミングスさんは時々、ハンニバルを見つけたというメッセージをもらうことがあったといいます。しかし、残念ながらそれらは彼ではなかったのです。

出典:https://www.tiktok.com/@mariahmayflower/video/7052498682545179951
ハンニバルが盗まれてから2年半後の2020年12月、友人がカミングスに「ハンニバルが行方不明になったのと同じ町で里親募集していた犬の写真」を送ってきてくれたその瞬間まで、ふたりの時間は止まったままでした。
「その写真が送られてきた瞬間に、『この子だ』と思いました。そしてその夜、車を走らせたんです」
最初、カミングス氏はハンニバルが自分を覚えていないのではないか…と、心配したそう。しかし、彼は避難所で彼女を見た瞬間、真っ直ぐに彼女の腕の中に飛び込んだのです。
「涙がとめどなく溢れました。私の体が私のために泣いているようでした」

出典:https://www.tiktok.com/@mariahmayflower/video/7052498682545179951
ハンニバルが無事に本当の家へと戻ってきた時、彼はいくつかの新しい傷跡を持っていることが判明。獣医に行った後、肩に肥満細胞腫を発見しましたが、幸いにも無事手術によって取り除かれました。
@mariahmayflower #fym #shadowbanned ♬ original sound – Mariah Mayflower
カミングス氏は、ハンニバルの優しい性格は少しも変わっていなかったと語ります。どちらかというと、以前よりもしつこくカミングスさんと息子の後をついて回り、隙あらばベッドに寄り添っているのだとか♡
「私たちは、精一杯彼を愛しているのです。そして、彼がいることに感謝しています」
盗まれてから2年半後、最愛のパートナーは国をまたぐロードトリップの末に再会を果たしました。カミングスのTikTokに記録された再会の様子は、400万回以上再生されています。
出典:https://www.dailypaws.com/pet-news-entertainment/adoption-stories/woman-reunites-with-stolen-pit-bull-tiktok