飼い主の元を離れることを決意し、別の住宅の前に現れた1頭の犬。ここで暮らす家族が優しく愛情深いことが、犬には分かっていたに違いありません。自分自身の力で幸せを手に入れた『バブルズ』の物語。
ある日、自宅前に現れた犬の『決意』
まだ幼いルイくんと仲良く遊ぶ犬の『バブルズ』。ホースの水を追いかけたり、飲もうとしたり…まるで生まれた頃から互いに寄り添っていたかのような深い絆が感じられるふたりですが、その出会いはとても特別なものでした。

出典: https://www.thedodo.com/videos/dog-picks-the-exact-right-home-to-wander-up-to
「この犬はある日突然、中庭に現れました。うちの周囲には住宅はありません。だからFacebook上で地元のグループに犬を知らないかと聞いてみたのです」と語るのは、ルイくんの母『ジェイク』さん。
するとすぐに「これは叔父と叔母が7年間飼っている『バブルズ』だわ」という反応が。でもその人は「もうこの犬はいらないそうよ」と付け加えたのです。
この言葉を受けた彼女は、涙が止まらなくなったと語ります。
「そんな形で飼い主に捨てられるなんて、絶対にあってはならないこと。だからうちに迎えることにしたのです」

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ルイくんが最初に言えるようになった言葉は「いぬ」。幼い彼が世界で一番好きなものは、犬なのです。
もちろん、バブルズも彼にとても優しく愛情深く接しているそう。
バブルズはすぐに新しい環境に馴染み、すっかり家族の一員になりました。農場で働く夫は、最初「先住犬を仕事に連れて行くだけで十分だから、もうこれ異常連れてはいかないよ」と宣言していたのですが、すぐにバブルズも共にトラックに乗せて出かけていくようになったのだとか。

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以来、2頭は毎日彼と一緒に農場へ出かけます。バブルズはトラクターに乗ったり畑を走り回ったりして、仕事を手伝っているつもりで大喜びだし、彼のほうも兄弟が増えてとても嬉しそうにしています。
「バブルズが一体どうやって私たちを見つけたのかはわかりません。でも不幸だった前の生活を捨てて彷徨っていたとき、『おや、この家は住みやすそうだな』とでも思ったのかもしれません。その判断は大正解でした。だって、バブルズには今、一緒に遊べる同居犬がいて、自分のことを愛してくれる人間の坊やまでいるのですから。バブルズがうちに来た最初から、ずっと家族だったように私たちは感じています」
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