バリ島で保護された野良犬はあまりに老いて見えましたが、実はまだ1歳の子犬であることが判明。優しい人々の元で愛情を注がれ、本来の活発で明るい姿を取り戻すことができたのです。
保護したのは老犬ではなく子犬…?
車の下に隠れながら、ただただ酷く怯えていた1頭の犬。ひどく弱っており、その姿は老犬のようでした。

出典:https://www.thedodo.com/videos/this-ancient-looking-dog-is-actually-a-puppy
ここはバリ島。保護のためにやって来た人々を見て、犬は吠えて逃げ回りました。30分間にわたる追いかけっこの末、やっと保護することができたのです。

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獣医は診察の後、この犬が「生後1年の女の子」だと伝えした。スタッフたちは10歳くらいの男の子だろうと考えていたようで、びっくり仰天。皮膚にできた疥癬を削り取ると、少し気分が良くなったようです。

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『ジンバ』と名付けられた子犬は、保護から1ヵ月…まるで別犬かと見違えるほど元気な姿を取り戻しました。そして一時預かりのアヴィナさんの家へと移ったのです。

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「最初に来た時はとても不安そうでした。1日半経った頃、『ここは食べ物があるし、人間は私のことが好きみたいだ』と悟ったようで、打ち解けるようになったのです。回復に向けて落ち着ける場所を用意してあげれば、あとは問題ありませんでしたね」と、アヴィナさん。
ジンバは抱っこされるのが大好きで、アヴィナさんのお腹の上に乗るのもお気に入り。彼女のそばで甘え、遊んでもらうのがとても幸せなようですっかり甘えん坊へと成長しました。
しかし、アヴィナさんたちはオーストラリアのメルボルンに帰国することが決定。バリ島を離れなければなりません。そこでジンバの世話を、ケイティさんとジャックさんにお願いしたのです。

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「うちでは、ちょうど数週間前にチャーリーという犬を迎えたところでした。この犬には不安精神症があって、独りになるのをいやがります。でもジンバを見た瞬間から2頭は強い絆で結ばれました。ジンバはチャーリーのあとをどこまでもついて行くし、お互い体を寄せ合って一緒にいます」と、ケイティさん。

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やがてジンバはケイティさんたちとも仲良くなり、自分から甘えてくるように。彼女の食事中もくっついてくるし、ハンモックに横たわっているとすぐに抱き着いてきます。最初は里親として預かるつもりだった2人も、ジンバのことが大好きになりました。
やがてめでたく、ジンバは家族の一員として迎えられることになったのです。
「ジンバにはちゃんとした家と家族が必要です。私たちの元にやって来たのは偶然ではないのです。これからは、ずっと一緒です」
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