2009年以来、飼い主と共に毎日博物館へ出勤する愛猫が話題になっています。館内を歩き回って目を配り、訪問客に愛想よく接して熱心に勤務を続けていますが、たまには敷地内で草を食んでさぼることもあるようですよ。
博物館の外に現れた野良猫
米国にある『デラウェア自然史博物館(Delaware Museum of Nature & Science)』の名物は、猫の『デュード』です。元は野良猫でしたが、現在は博物館に勤務するクリスさんの正式な家族として共に暮らしています。

出典:https://www.thedodo.com/videos/rescue-cat-goes-to-work-at-a-museum-with-his-dad-every-day
「この猫は、館内どこへでも移動自由なんです。2009年3月8日に、外のゴミ置き場でデュードを見つけて以来の関係です。だからその日は、デュードの誕生日だといえますね」と、クリスさん。
すぐに博物館のマスコットになったデュードは、まるで自分がすべてを仕切っているかのように、堂々と館内を闊歩するようになりました。クリスさんにとっては最高の相棒。彼の後を、いつもしっかりついて歩く勤勉な猫なのです。

出典:https://www.thedodo.com/videos/rescue-cat-goes-to-work-at-a-museum-with-his-dad-every-day
デュードは博物館の運営に大変貢献しており、彼をテーマにした本が数巻も発行されているし、ノベルティ商品も販売されています。彼のためにパーティーが開かれたことまであるのですから。
デュードはみんなから可愛がられていて、子供たちが描いた肖像画もたくさん飾ってあります。デュードに会いたくてわざわざ遠くから来る人々も。

出典:https://www.thedodo.com/videos/rescue-cat-goes-to-work-at-a-museum-with-his-dad-every-day
庭には『デュードの領地』なる場所もあり、ここでは草を食んだりしながらのんびり過ごします。通行人に注意を呼び掛ける看板まであるのです。
この博物館で働く人々は、例外なく猫好きです。デュードは出勤するとすぐ同僚たちに挨拶をしますが、これがこの猫にとっても一番の楽しみのようです。このままきっと毎日博物館通いを続けていくことでしょう。
「デュードが博物館に現れてくれたのは、すごく幸運なことでした。この猫には才能があるのです」

出典:https://www.thedodo.com/videos/rescue-cat-goes-to-work-at-a-museum-with-his-dad-every-day
では、デュードの体に取り付けたカメラの映像で、勤務ぶりを見てみましょう。館内をあちこち巡回しているかと思いきや…おや?突然画面が横向きに…。ああ、こう見えても彼はお年寄り猫なので、歩き疲れることも。
もしもあなたがデラウェア自然史博物館を訪れる機会があり、デュードがぐっすりお昼寝を満喫していたら彼を起こさず見守ってあげてくださいね(笑)。
出典:https://www.thedodo.com/videos/rescue-cat-goes-to-work-at-a-museum-with-his-dad-every-day