ボストンマラソンの象徴『スペンサー』が虹の橋を渡ったことが報告されました。美しいゴールデンレトリバーに出会ったランナーたちから多くの言葉が贈られています。
ボストンマラソン・オフィシャルドッグ『スペンサー』
『Boston Strong』の旗を掲げ、何千人ものボストン・マラソンランナーを応援したゴールデンレトリバー『スペンサー』は、数回のがんとの闘病の末、今月13歳で虹の橋を渡りました。

出典:https://www.dailypaws.com/pet-news-entertainment/pet-news/spencer-boston-marathon-dog-dies
口に旗をくわえたスペンサーは、2015年からマラソンルートに定着。彼は昨年、第126回ボストンマラソンのオフィシャルドッグに選ばれており、本大会は今週、その称号を永久に保持すると発表しました。
セラピードッグとしても活躍したスペンサーは『地上の天使』だったと、飼い主である写真家のリチャード・パワーズ氏はInstagramに投稿。彼は、2020年にがん(と、3.5ポンドの腫瘍)を克服、2021年のマラソン大会にインスピレーションを与えるため、参加する時間を得ました。
残念ながら、9月に手術不可能な肝臓がんと診断され、2月17日、家族に見守られながら虹の橋へ。
パワーズ氏は2018年、雨の日の寒いレースにレインジャケットを着て参加したことで愛犬の人気が一気に高まったと語りました。その年のランナーたちを喜ばせ、Instagramの投稿には多くのアスリートたちからの感動的な賛辞が贈られたのです。
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「2022年のボストンマラソンを走っているときにスペンサーに会った」「私は彼を撫で、彼の耳元でささやきました。私もがんサバイバーなんです。それは本当に魔法の瞬間のように感じられ、私のレースのハイライトでした」(heidi_lynnさん)
「他の多くの人と同じように、私はコース上のスペンサーを見るのが大好きでした!ちょうど必要なときに完璧なチアリーダー!」(wwultrakimさん)
「私はスペンサーが私の人生で最高の日の一部であったことをとても幸運に感じる。彼は私たち全員にとって宝物でした。このコミュニティ全体で彼を分かち合ってくれてありがとう!」(mutiger1016さん)
1月、スペンサーは肖像画の除幕式に出席、吹きすさぶ風の中で国旗を持つ彼の姿を見事に描れたトム・モーザ氏の作品も、パワーズ家に贈られました。
「あの冷たい雨の日、マラソンの旗をしっかり持って風に吹かれるスペンサーの耳の姿は、とても象徴的です。私はマラソンを5回走ったことがあるので、毎年ランナーたちが彼を見たときの笑顔を見るのが特に好きでした。スペンサーとボストンマラソンを祝福する作品を作るのは、とても楽しいことでした」と、モーザ氏。
スペンサーは多くの人々の心の中で生き続けます。
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