虐待で両目を失った保護猫 人や物音に怯え続ける日々から一転

引き取られたガートルード 悲しい

3年前、愛猫を交通事故で亡くしてしまったご夫妻は、『Wrexham Cats Protection』から虐待によって失明してしまった保護猫をお迎えすることを決意。残念ながらすでに損傷が激しかった両目は取り除かなければなりませんでしたが、『ガートルード』と名付けられた彼女は、少しずつ変化を見せ始めたのです。

少しずつ心を開いてくれた辛い過去を持つ盲目の猫

盲目の猫

出典:https://www.boredpanda.com/adventures-of-gertrude-the-blind-cat-turnip-towers/

3年前、タワーズさんご夫妻は最愛の飼い猫を交通事故で亡くしたのだそう。悲しみに暮れる中、奥様のリサさんが『Wrexham Cats Protection』で虐待を受けて失明した保護猫と出会い、彼女を家族として迎えることを決意。

酷い虐待を受けた後、路上に捨てられていたため、両目の損傷は激しく、ご夫妻の元へと引き取られる前に両目を切除しなければいけない状態でした。

引き取られたガートルード

出典:https://www.boredpanda.com/adventures-of-gertrude-the-blind-cat-turnip-towers/

そんな辛い過去を背負っていた『ガートルード』は、ご夫妻の家へやってきた後もしばらくは緊張状態続いたのだそう。突然の物音に怯えたり、物が動くことに恐怖を覚えたり、ストレスを感じると物にぶつかるような行動を見せたり…。

そのため、ご夫妻はガートルードを怖がらせないよう、細心の注意を払いながら愛情を注ぎ続けたのです。

甘えるガートルード

出典:https://www.boredpanda.com/adventures-of-gertrude-the-blind-cat-turnip-towers/

すると、徐々にガートルードは心を開き、リラックスしたような表情を見せるようになりました。今ではご夫妻の隣に横たわり、スリスリと顔を擦り付けたりお庭で散策を楽しんだりと楽しい毎日を送っているとのこと。

目が見えないため、安全を考えてハーネスをつけた状態でのお庭散歩ですが、散歩中に他の猫と出会ったり、今まで聞いたことのない音に興味を示したり、気配から虫を狩ったりすることが好きだといいます。

お庭を散歩中

出典:https://www.boredpanda.com/adventures-of-gertrude-the-blind-cat-turnip-towers/

また、意外なことに隣の家に住む犬の鳴き声を聞いたり、電動工具を使っている音など、一般的に騒がしいと思われるような賑やかな音を好んでいるとのこと。家にやってきた当時とは打って変わり、リラックスできている証でしょう。

ガートルードと暮らしてきたご夫妻は、自分達と同じように問題を抱えている保護猫と暮らしている人にできるアドバイスとして「十分な忍耐を持つこと」と、話されています。

ガートルードをはじめ、過去に辛い経験をした保護猫たちは、要求が多かったり接し方が難しかったりとさまざまな困難があります。しかし、忍耐強く愛情を注ぎ続けることで、とても愛情深く可愛らしい仕草や態度を見せてくれるようになるのです。

遊ぶガートルード

出典:https://www.boredpanda.com/adventures-of-gertrude-the-blind-cat-turnip-towers/

虐待という残酷な過去によって両目を失ってしまったガートルードですが、新たな家族であるタワーズさんご夫妻の元で、安心して幸せな生活を送っています。今後もご家族で素敵な日々を送ってほしいですね!

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