迷子になった愛犬が自力で自宅に帰宅した…という話ならば、過去にいくつか事例があることでしょう。しかし、タクシーに乗って帰宅したという話は聞いたことがありません。
行方不明後、タクシーに乗り込み無事帰宅した愛犬
これは、イギリス・ウェールズで実際に起こった出来事。
ジョージア・クルー氏が、愛犬のキャバプー『ラルフ』と共に散歩に出かけた先で友人と立ち話をしていると突然、ラルフが逃げ出してしまったのです。

出典:https://www.manchestereveningnews.co.uk/news/uk-news/lost-dog-takes-100-mile-26237734
クルー氏は、友人や近所の人々にも協力を仰ぎ、3時間程歩き続けラルフを探しましたが見つけることができませんでした。それもそのはず、その頃ラルフは『タクシー』に乗車、冒険の真っ最中だったのですから。
迷子になり、不安もあったのでしょう。何を思ったのか、停車していた1台のタクシーに乗り込んだラルフ。どうやらそのタクシーは、旅行へ出かける家族の乗車を待つためドアを開けていたのだそう。

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タクシーの運転手は予想外の乗客に驚きはしたものの、本来の乗客である家族が可愛らしいヒッチハイカーの存在を受け入れてくれたため、一先ず目的地であるマンチェスター空港へ向かうことに。
そして無事、心優しい家族を送り届けた後、ラルフの自宅があるフリントシャー州にタクシーを走らせました。ヒッチハイカーの情報をSNSに投稿したところ、無事クルー氏と繋がることに成功。

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同日午前10時頃には、ラルフは無事に帰宅することができたのだそう。
一時は、最悪の事態が頭によぎったというクルー氏。ラルフが往復160kmもの大冒険を経験したことへの驚きはもちろん、出会ったすべての人々の優しさに感謝していると語っています。
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