昨年、保護活動を行うドナさんが通うオハイオ州の猫のコロニーに、新しくオレンジ色のぶち猫くんがやってきました。最初、彼は完璧な野良猫のように見えたそうですが、ドナさんは彼に対して引っかかる部分があったそうで…。
野良猫と思われたぶち猫くんは愛情を欲していた

出典:https://www.lovemeow.com/cat-steps-out-bushes-finds-2659402061.html
昨年、オハイオ州で動物救助ボランティアを行うドナさんは、自身がお世話している猫のコロニー内に、新たなオレンジ色のぶち猫くんがやってきていることに気づきました。
最初こそ野良猫だと思っていたぶち猫くんでしたが、彼を見ているうちに何か引っかかる点があったのだとか…。彼女は彼に注意を払いながら、何ヵ月もかけて彼の信頼を得ることに成功。
その過程でぶち猫くんは元飼い猫だった可能性が浮上し、捨てられた後、野良生活を強いられてきたのではと考えられました。野生で生きていくには、野良として振る舞うことが重要です。
本当は愛情を欲しているのに、そうせざるを得なかったのかと考えると、ドナさんはいてもたってもいられなかったのです。

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ある日、ドナさんは彼を保護するためにキャリーを持っていき、『オリー』と声をかけました。ドナさんが彼に贈った『オリバー』という新たな名前の愛称です。
名前を呼ばれたオリバーは素直に茂みから現れ、ドナさんに向かって一直線に近づいてきました。そして甘えるように頭をぶつけながら挨拶した後、ドナさんに促され、抵抗することなくキャリーに入ってくれたのです!
ずっと誰かに保護してもらえるのを待っていたのかもしれません。
ドナさんが準備していた快適な環境で過ごしながら、去勢手術や検査を受けた直後、彼には新たな家が見つかりました。しかし喜んだのも束の間、残念ながら2日後にはドナさんの元へと戻されてしまったのです。

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さらに不幸は続きます。戻ってきて数日後、オリバーは目と歯に健康上の問題があることが判明。すぐに治療を開始することに。一時は治療中に状態が悪化し、肺炎が見つかるなど大変な状態だったといいます。
しかし、懸命に治療を続けた結果、オリバーは肺炎を完治し、目と歯の問題も大幅に改善され、驚きの復活を遂げました!この頃にはドナさんもオリバーを自分の子として迎え入れようと決めていたため、彼女の飼い猫であるフィービーとグレイシー、そして夫のランディさんに会わせることにしたのです。

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こうして正式にドナさんのお家の猫さんになったオリバーは、すぐに生活に順応し、今ではお姉さん猫のフィービーとグレイシーにとてもよく懐いているそうです。
ドナさんや夫のランディさんにも子猫のように甘えるような仕草を見せることが多く、今ではランディさんの注意をひこうと彼を探すこともあるのだとか!

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家族全員に見事受け入れられたオリバーは、何年も強いられてきた野良生活を脱出し、今では夢見ていた素敵なご家族と幸せな生活を満喫しています。
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