卵から孵ったばかりのマガモのヒナを保護した家族は、うまく歩けないヒナのため、愛情を注ぎ訓練を重ねました。やがてマガモは立派に成長し、そのまま大切な家族の一員になったのです。
孵化したばかりのマガモのヒナを保護
ある日、エリンちゃん一家は、卵から孵化しようとするマガモのヒナを発見。時間が掛けて自力で殻を破ったヒナでしたが、周囲には母鳥もほかのヒナも見当たりませんでした。そこで、この子を自宅で保護することにしたのです。

出典:https://www.thedodo.com/videos/little-duck-with-crooked-legs-needs-our-help
名前は『ビー』。
ビーは、歩行に問題がありました。一生懸命歩こうとするのですが、すぐ前のめりに倒れてしまうのです。母鳥が模範を見せてくれなかったからでしょうか…それとも練習が足りないだけ?
やがて家族は足に何か問題があるのだと悟り、ヒナを獣医に診せることに。その結果、外向脚という症状があることが発覚。足が外向きに広がっているため、うまく歩けない状態だといいます。殻を割って出て来る時、ヒナが難儀をするとでこの症状が起こりやすいのだそう。

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家族はビーの足に矯正用テープを巻いて、まっすぐに保つことに。この状態で最初はなかなかうまく歩けず、何度もひっくり返っていたビーでしたが、エリンちゃんたちの励ましを受け、練習を重ねるうちに少しずつ歩けるようになってきました。
そこでテープを外してみると…何と、走って人間のあとを付いていくこともできるようになったのです。

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この練習を経て、ビーはすっかり家族に刷り込み状態に。健康になった足で、みんなのあとをどこまでも付いていきます。ほら、スーパーで買い物中のお母さんのフードの中にまで入ることもあるのだそう。
でもビーを連れていけない時だってあります。そこで、留守番をさせる時は、マネキン人形の顔のそばのフードの中にビーを置いて、寂しくないようにして出かけることに。

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今ビーはヒナから成鳥へと立派に育ちました。家族の愛情と支えを受け、勇気を出して頑張り続けて、元気に走れるようになったビー。家族はみんなビーのことが大好きだし、とても誇りに思っているのです。
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