ペットショップで死にかけていた熱帯魚を譲り受け、世話をして回復させた女性。魚は体の色も形も美しくなり、まるで別の個体のように変身しました。
ペットショップで死にかけた魚を発見
「この魚を見つけた時、死にかけているとわかりました。心が痛みましたね」と、語るのは熱帯魚に詳しいというエマさん。何とかしたい…そう考えた彼女は、「養子として引き取ることは可能か?」と、ペットショップへ交渉。
ペットスマートでの採用、つまり里親としてこの魚を譲り受け、自宅へ運んだのです。

出典:https://www.thedodo.com/videos/dying-fish-gets-a-second-chance-and-changes-colors
水の表面に浮かび、まったく動かないベタ。それでもエマさんは出来得る限りを尽くしました。ペットショップの濁った水槽の水のせいで、ヒレ部分は腐りかけていたといいます。そこできれいな水の入った容器に移し、その中に抗生物質を注入。

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当初は無気力で餌も食べなかったベタですが、やがて少しずつ泳ぎ始めるように…回復の兆しです。やや動きも見せるようになり、エマさんが近づくと水面に顔を出して挨拶をするようになりました。そんな社交的で幸せそうな様子を見ると、彼女も嬉しくなったと語ります。
そして2週間後、体の色も明るく濃くなり、尾も大きくなってきました。そう、同時に本来ベタが持つ美しい個性が出てきたのです。毎日元気になる魚を見て、エマさんもほっと一息。

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現在、ベタはエマさんの所有する37リットルの大水槽の中で幸せに暮らしています。泳ぐスペースは十分あるのですが、ちょっと怠け者のようで、よく海藻に寄りかかったり水槽の底にたたずんだりしているのだとか。
目を奪うのは、大きく成長し、ひらひらした見事な尾です。まるで別の魚のような美しい姿に変身しました。

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「魚にはそれぞれの個性があります。餌の好みも違いますから」というエマさん。彼女の知識と愛情、そして献身的な世話のお陰で、死にかけていたこのベタは蘇ったのです。これからは、大きな水槽の中で幸せな毎日が送れますね。
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