ニューヨーク市のある暖かい夏の夜、ある男性が高速道路上にある陸橋で動く影を見つけました。最初は「ハトかな?」と思ったという男性ですが、すぐにその考えが間違っていることに気付きました。
危険な高速道路の陸橋で立ち往生する子猫の救出劇

出典:https://www.thedodo.com/daily-dodo/guy-walking-down-street-spots-someone-tiny-crying-out-from-above
ある暖かい夏の夜、ニューヨーク市のブルックリンクイーンズ高速道路の陸橋で何かが動くのを発見した男性。最初は「ハトかな」と思ったそうですが、よく見てみると、そこにいたのは小さな黒と白模様の子猫だったのです。
恐怖から泣き叫んでいたという子猫ですが、あまりに危険な状況に、その場にいる人も助ける方法が見つかりませんでした。そこで猫を助ける団体『Long Island Cat Kitten Solution』に連絡、その電話を受けたデバッカーさんが駆けつけてくれたのです。
今までにも高速道路での救助を行った経験のあるデバッカーさんでしたが、今回は地上ではなく高い陸橋の上ということもあり、危険度が異なります。「今までの中で最も危険な救助活動の1つだった」と語るほどです。

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片側は車が疾走している状況、もう片側は崖という非常に危険な状況を見て、デバッカーさんは友人の警察官数名と別の救助スタッフを呼び、チームで救助活動を試みることにしました。デバッカーさんが猫を救助しに向かい、他の人たちは下で万が一に備えて毛布を持ち待機するという作戦です。
運良く車の走行音に心地よくなってしまった子猫は、陸橋の上で居眠りしていたため、捕まえる難易度が下がったそうです。それでも危険に変わりありません。

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慎重に近づいていくデバッカーさんは、車の走行音に助けられて近づいていることを子猫に悟られなかったため、寝ている子猫の掴むことに成功!すぐに胸元に引き寄せ、暴れる子猫を落とさないように抱きしめたため、思ったよりはスムーズに救助が完了したそうです。
最後まで突然の救助に驚き抵抗していた子猫でしたが、彼の健康状態を調べなくてはいけないため、急いでキャリーケースへと入れ、獣医師の元へと連れていきました。
どのくらい子猫がひとりぼっちで行動していたのかはわかりません。しかし、驚くことに子猫の健康状態は良好で、すぐにでも里親募集をかけられる状態だったそうです。

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ハイワイヤーと名付けられた子猫は、その後、すぐに『the Brooklyn Cat Cafe』に保護され、見事新たなご家族と巡り合うことができたのです!
現在、ハイワイヤーは危険のない安全でゆったりとした家の中でのんびりと過ごしています。新しい飼い主さんによると、今でも好奇心旺盛な冒険家気質は消えていないようですが、日々楽しそうに、そして家族と寄り添って眠ることが大好きな男の子に成長しているといいます。
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