50年間鎖に繋がれ”囚われの身”だった象を救え!誕生日ごとに1頭ずつ救出する男性

感動

東南アジアの象たちが過酷な生活をしていることを知り、すぐに駆け付けた男性。この日は彼の誕生日間近でした。以来、毎年誕生日に1頭ずつ象を救い、サンクチュアリへと移しているのです。

象を救出してサンクチュアリへ

「この象は、これまで50年間も『とらわれの身』でした。でも今日初めて自由を手にしたのです」と、嬉しそうに話すのは、Planting Peaceの代表アーロン・ジャクソンさんです。

出典:https://www.thedodo.com/videos/guy-frees-elephant-after-50-years-in-chains

彼がこの象『ジャネット』に出会った時は、長さ9メートルの重い鎖に繋がれていました。ひどく衰弱していて餓死寸前だったのです。だから鎖を切り離した瞬間、アーロンさんは安堵のため息をついたといいます。

出典:https://www.thedodo.com/videos/guy-frees-elephant-after-50-years-in-chains

50年間も鎖につながれて自由を奪われていたため、最初この象は混乱した様子で、歩き出すのが辛そうでした。でもこれから24時間、自力で歩いて、サンクチュアリまで辿りつかなければなりません。だから1時間ごとに休憩して、マンゴやパイナップルを食べたりしながら、ゆっくりと進むことになりました。

こうして1日がかりでサンクチュアリに到着。ここでは自由に歩き回ったり、ほかの象と遊んだりすることができる今までとは180度違う生活が待っています。

出典:https://www.thedodo.com/videos/guy-frees-elephant-after-50-years-in-chains

さっそくジャネットは、まるで犬がしっぽを振り回すように、大きな耳をひらひらとはためかせて嬉しそうにあたりを歩き回ります。自分がここで快適で安全に暮らせるとわかっているのです。

誕生日ごとに、象に「自由」を

翌日、アーロンさんはジャネットに、最近保護されて来た別の象を紹介することにしました。「新しい友だよ。ワクワクするね」と、優しく声をかけるアーロンさん。

彼が象を救出する活動を始めたのは、テレビでアジアの象たちを紹介するドキュメンタリー番組を見たのがきっかけ。

過酷な生活をする象の姿に触発され、居ても立ってもいられなくなり、数時間後には東南アジアへの航空券を購入、現地へと駆け付けることを決意したのだそう。

出典:https://www.thedodo.com/videos/guy-frees-elephant-after-50-years-in-chains

その時、自身の誕生日が間近だったこともあり、彼は「これから毎年自分の誕生日には、象を必ず1頭救出する」ことを決意したのです。

これまで4頭の象を救出してきたという彼の希望は「象に乗ってトレッキングする観光客がいなくなり、『象のキャンプ』と称する商業主義の偽サンクチュアリが消滅すること」

象は人間を乗せるのでなく、自由に自然の中を歩き回るのが本来の姿である、と固く信じているのです。彼の救出活動は、これからも続きます。

出典:https://www.thedodo.com/videos/guy-frees-elephant-after-50-years-in-chains

 

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