トルコが『猫の国』と呼ばれる理由がひと目でわかる光景がこちら

なるほど

『猫の国』と呼ばれるトルコ。ネット上で『猫に優しい世界』が話題になる度、多くの人々が「やはりトルコか」と呟いてしまう程度には、その名にふさわしい国であることで知られています。

トルコが猫の国と称されるその理由がひと目で理解できるとある動画に注目が集まっています。

猫の国トルコ・イスタンブール

海外掲示板redditに投稿されたのは、トルコ・イスタンブールで撮影された動画。人通りが決して少なくない道のど真ん中に横たわり、寛ぐのはストリートキャット、つまり日本でいう野良猫。

早回しで再生されるこの動画、猫はこの位置から移動することなく体勢をかえながら人並みに怯えることもなく寛いでいます。

トルコの人達と猫

そしてその頭上に伸ばされるのは、猫を愛でる優しい手

足を止めて猫を撫でる人もいれば、ただただ笑顔で猫を見つめて通り過ぎるだけの人もいますが、共通してその視線には優しさや愛おしさ、そして猫を尊重する意思が込められているように感じます。

猫の国と呼ばれることもあるトルコでは、街を歩けば猫に当たると言われるほど多くのストリートキャット達が人々と共存しています。

Street cat in Istanbul
by u/drunken_raccoon in aww

特にこの動画が撮影されたイスタンブールでは、地域ぐるみで猫達の面倒を見ており、ストリートキャットというよりは彼ら(猫達)もまた『イスタンブールの住民』であるという認識が浸透しているそう。

また、イスタンブールのあるトルコはイスラム教徒が多く、イスラム教で猫は神聖な生き物として大切に扱われています。そのため、人通りの多い道や人混みの中であろうと猫は警戒心なく、安全にそして自由に寛ぐことができるのです。

私はトルコに1年間住んでいますが、当初は動物が人々の間でどのように生きているかにとても驚きました。

各通りに少なくとも1匹の犬または猫がいます。また、そこに住んでいる人々によって水や食べ物が提供されるのです。首都近くの小さな村の両親を訪ねて散歩に行くと、いつも犬が私を追いかけてきます。

彼らが私のことを安全だと確信していると思います。トルコの友人にこれについて話したとき、彼らは人々と他の動物が共存し、お互いを助け合えることを信じていると言っていました

国ぐるみで動物たちを守る国

イスタンブールの人々、そして政府は野良猫や野良犬をとても大事にしています。彼らは定期的に予防接種を受けていますし、その動きと健康を最新の状態に保つことができるようにタグ付けされています

実際にトルコに住んだことがある人や旅行経験がある人からイスタンブールと猫の歴史は長く、そしてトルコの人々はもちろん、国そのものが猫を含む動物にとても優しいというコメントが続々と寄せられました。

このようなトルコの文化が、日本はもちろん一つでも多くの国へ広まってくれることを願わずにはいられません。

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