檻の中で実験用に飼育されていた犬が保護され、里親家庭へ預けられました。極端に臆病な犬は、初めて人間の愛に触れて大きな変化を遂げました。
檻の中で生きてきた犬を保護
ビーグル犬の『エラ』は実験室で飼育され、ずっと檻の中で生きてきました。保護団体によって救出された後、里親ボランティアを行うロリさんの家にやって来たのです。
車の中でも隠れるように身を縮め、家に到着してからも震え続けているエラ。初めの5日間は、まったく動こうともしなかったそう。ロリさんが抱き上げてトイレのために庭に連れて行く時だけ、その場を離れたのです。
普段はソファの端っこで佇み、ご飯そこで食べていました。
しかし、少しずつ動きを見せるように…!ソファの背に埋め込まれたボタンを鼻でつついて、かじり取ろうとするイタズラも。
ソファに座っているロリさんの背中に跳びついて来ることもありました。これには彼女もびっくりしたのだとか!
初めての経験を積み重ねて、大変身
ロリさんを見て初めてしっぽを振った時は、彼女も感動しました。おもちゃで遊んだことのないエラは、小さなボールに恐る恐る近づき、さかんに攻撃する姿も。
そこでロリさんは巨大なテニスボールを与えてみました。
警戒しながら近づいたエラは、ボールに吠えかかり、積極的に追いかけて行きます。こうして遊ぶことを学んでいくのですね。
保護から4週間が経ち、臆病だったエラは「おちゃめ」で「ひょうきん」な、可愛らしい家庭犬に変身しました。エラがどんどん前向きに変わっていく姿を見て、ロリさんは嬉しくてたまりません。
そしてついに、エラを永遠の家族の元へ送り出す日がやって来ました。エラはやさしい家族や同居犬と仲良く遊びながら、幸せな毎日を過ごすことでしょう。
ロリさんは別れの辛さに涙を抑えきれませんが、エラのすばらしい将来を思うと、幸せな気持ちになるのです。
出典:https://www.thedodo.com/videos/shaking-beagle-rescued-from-lab-becomes-so-playful